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モントーヤ親子を擁するドラゴンスピード、『サポート・ウクライナ』を掲げセブリングへ/IMSA

2022年03月11日 12:30  AUTOSPORT web

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SUPPORT UKRAINE(サポート・ウクライナ)のメッセージが掲げられるドラゴンスピードUSAのマシン
ドラゴンスピードの主要スポンサーであるFlex-Box(フレックス・ボックス)は、ウクライナで続くロシアによる侵攻の犠牲者を支援するため、チームが走らせるオレカ07・ギブソンにメッセージスペースを提供した。

 1月末に開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦、ロレックス24(デイトナ24時間レース)でクラス優勝を果たしたドラゴンスピード。このアメリカのチームは3月17~19日に行われる第2戦セブリング12時間に向け、ファン・パブロ・モントーヤ、セバスチャン・モントーヤ、ヘンリク・ヘドマンという新しいラインアップを完成させている。同チームは彼らがシェアするマシンのシャークフィンに『サポート・ウクライナ』のメッセージを掲げる予定だ。

 同メッセージは、ロシアによる領土侵攻が続く東ヨーロッパの国の「勇敢な努力」を支援するために追加されるものだ。

 このイニシアチブは、チームプリンシパルのエルトン・ジュリアンとブロンズドライバーのヘドマンが全面的に支援しており、ヘドマンの10スターLLCもドラゴンスピードをサポートしている。

 世界的な輸送コンテナ会社のマネージングディレクターであるヘンリク・ニールセンは他のスポンサーやチームに対しても、セブリング以降のエントリーマシンに同様のメッセージを表示し、フレックス・ボックスの活動への参加を呼びかけている。

「レースファンとして私たちは皆、レーサーがトラックにもたらす勇気、決断、機知、そしてチームワークを尊重している」とニールセンは述べた。

「今日、私たちは、プーチン(大統領)のいわれのない侵略から自らの独立を守るための生死をかけた戦いにおいて、ウクライナの人々がこれらの価値観を最大限に示しているのを目にしている」

「ウクライナの人々には、私たちがモータースポーツやセブリングのような素晴らしいイベントを楽しむことができるのと同じように、自由と繁栄を追求する権利があるんだ」

「私は、セブリング12時間に参加するスポンサーとチームの皆さんに、ウクライナへの支援のメッセージと、戦争の恐怖に一刻も早い終止符を打ちたいという私たちの願いを一緒に発信してもらいたいと思っている。これは、誰もができることのはずだ」

 ドラゴンスピードのジュリアン代表は次のように付け加えた。

「今週初めにヘンリク(・ニールセン)がこのアイデアを持ってきたとき、私もヘンリク・ヘドマンもすぐに同意した」

「この数週間に起きた恐ろしい出来事に対して、このようなジェスチャーをしてくれるスポンサーがいることを誇りに思う。ウクライナの人々に対する世界的な関心にその声を加えるよう、レース界に協力をお願いしたい」 この投稿をInstagramで見る DragonSpeed(@dragonspeed_official)がシェアした投稿