全国の平均世帯年収は552万円(2019年厚生労働省調べ)だが、平均に近い世帯年収の人たちは、どのような生活を送っているのだろうか。世帯年収500万円前後のキャリコネニュース読者から寄せられた投稿を紹介する。(文:福岡ちはや)
「株式200万円。投資を攻めすぎてる」
都内に住む20代後半の独身女性は、正社員として働いており年収500万円。単身者ならそれなりに余裕はありそうだ。女性は貯蓄と投資に熱心で、
「貯蓄は外貨10万円、定期(預金)30万円、その他80万円の合計120万円」
「株式200万円。(月々の投資額は)外国の為替の動きに投資する終身保険に2万円、S&P500の投資信託に2万3000円、iDeCoに1万円」
と明かす。貯蓄よりも運用に力を入れる方針のようだが、女性は「投資を攻めすぎてる」と述べており、現状の資産配分に多少の不安を抱えているのかもしれない。
また女性は、最近の暮らしについて次のように語る。
「新築で余裕のある家で一人暮らししたかったので、今持ち家マンションで趣味のヨガと映画を堪能できてるのはよい。しかし、より稼ぎたくて始めた副業がマイナスとなってしまったため、今年の貯金がほぼなくなった。資格取得で仕事になるものを趣味として持つという自分のルールに反した行動で、これからやや不安」
近頃流行りの副業だが、やり方によっては赤字が出てしまうリスクもあるようだ。
ほかの世帯年収500万円前後のキャリコネニュース読者からは、
「資産はないに等しい。普通の暮らししてる。今後は競馬でドカンと当てて、株でもやって、仕事しなくてもお金が入ってくるような仕組みを構築したい」(世帯年収450万円/東京都/不動産・建設系/正社員/子ども1人)
「親の遺産や不動産売買などで、貯金は2000万円ほどあると思います。今後家を購入しようと考えていますが、ローンを払いながら生活できるかという不安はあります」(世帯年収550万円/大阪府/商社系/正社員/既婚)
という声が寄せられている。