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高知大丸が32年ぶりに大型改装 衣料品売り場を約4割削減し定借エリア化へ

2022年03月09日 22:22  Fashionsnap.com

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イメージパース

Image by: 大丸松坂屋百貨店
「⾼知⼤丸」が32年ぶりに大型改装する。婦人服や紳士服、子ども服など既存百貨店MDによる売り場を約4割削減し定借エリア化を進めるほか、東急ハンズの「プラグス マーケット(Plugs Market)」を誘致するなどの施策で、新規顧客層の開拓と地域の賑わい創出を目指す。

 ⾼知⼤丸は「⾼知のしあわせに寄り添う」店舗であり続けることを中核概念とし、今回の再⽣計画では「働く⼥性と地元3世代ファミリーが『⾼知のしあわせ』を感じる店」をストアコンセプトに掲げる。現在、顧客層は65歳以上が36%を占めるが、全館売場面積の約70%をリニューアルし顧客層の拡大を図る。改装面積は7350平方メートル。
 百貨店MDによる衣料品売り場は全体の6割の面積シェアに縮小。削減した売り場は定借エリアとして展開し、プラグス マーケットと高知の家具屋「シマダヤプラス(Shimadaya +Plus)」が新規出店する。高知大丸は、高知市、東急ハンズと地域振興協定を締結しており、プラグス マーケットで地場産品の販売をはじめ、つくり手やクリエイターとの交流ができるイベント展開、地元発の商品提案など地域の情報発信を強化し、地域共⽣型店舗としての再⽣を目指す。
 定借エリアではプラグス マーケットとシマダヤプラスのほか、セルフエステ「ボディアーキ(BODY ARCHI)」が新規出店。また、ゲオグループのオフプライスストア業態「ラック・ラック クリアランス マーケット(Luck・Rack Clearance Market)」がリニューアルオープンする。
 第1期改装オープンは3月25日を予定。グランドオープンとなる第2期は今夏の計画だ。