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JR東日本、鉄道事業用光ファイバ心線の法人向け貸出しをさらに推進

2022年03月09日 17:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
JR東日本は、自社が所有する鉄道事業用光ファイバ心線の法人向け貸出しをさらに推進すると発表した。同社の光ファイバ心線は鉄道線路沿いに敷設されており、その距離は営業キロの約97%にあたる約7,200kmに及ぶという。


光ファイバ心線の貸出しサービス自体は2007年から開始しており、今年2月時点の貸出総心線距離は1,000kmにのぼる。情報通信技術の進展にともない社会全体のデータ通信量がさらに増大していることから、今後は貸出し可能エリアや具体的な活用例を明確にすることで、法人利用をこれまで以上に促進したいとしている。



貸し出すのは鉄道の駅から駅までの光ファイバ心線で、駅から利用者の拠点までの間は利用者自身がネットワークを構築する必要がある。拠点間を直線的に接続していることから伝送損失が少なく、鉄道沿線の堅牢な管路に敷設しているため、災害や事故の影響を受けにくいなどの利点があるという。東日本エリア全域に敷設しており、広域にわたるネットワークの構築が可能で、とくに東北・甲信越エリアは貸出し可能な光ファイバ心線数が比較的多いとしている。貸出し料金は線区・区間・距離・利用年数により算出される。その他の貸出し要件は、JR東日本サイトで案内している。(佐々木康弘)