コロナ禍でリモートワークが急速に普及した。出勤しなくても仕事ができるのは快適な環境だが、リモートでもブラックな職場もあるようだ。今回はキャリコネニュースに寄せられた神奈川県の40代男性(企画・マーケティング/年収550万円)の体験談を紹介する。(文:コティマム)
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「土日祝日関係ない。体調不良で休んでも関係なく連絡がくる」
男性の職場は、リモートワークになったからといって拘束時間が少なくなった訳ではない。むしろいつでも連絡がとれるリモートだからこそ、自宅にいても干渉されるようだ。
「夜、早朝関係なく上司からチャットが飛んでくる。リモートになってその度合いが激しくなり、土日祝日関係ない。事前に申請した有給休暇の日はもちろん、体調不良で休んでも関係なく連絡がくる。反応しなかったら上司からキレられ、嫌味を言われまくる。そのくせ、上司の休みの日に急なトラブルで連絡したら『無神経な部下』扱いをされる」
その上司は、男性が入社した頃から問題があったという。
「入社早々の時、急な案件で土日に誰か出勤して来客対応しないといけなくなった。他部署に委託していた案件だったが、なぜか男気を出した上司が『俺に任せろ』と受けてきた。誰が休日に対応するのかと見ていたら、案件の内容も、対応の仕方もよくわからない新人の僕に丸投げされた」
「『仕事覚えたろ!良かったな』とZoom画面越しにドヤ顔」
上司は、入社したてで何もわからない男性に仕事を押しつけた。「結局、僕1人が出社してなんとか対応して終わった」と男性は当時を振り返る。
「上司から労りの言葉もなく、『仕事覚えたろ!良かったな』とZoom画面越しにドヤ顔をした上、他部署には『自分がやった』と報告をした」
上司の案件丸投げは「今も結構な頻度で続いている」という。男性は「僕は他部署からは『何の仕事をしているかわからない、成果も出ていない中途社員』としか思われていないのが悔しい」と憤る。
せっかくリモートが普及しても、このようなブラック上司がいると台無しだ。