廃校を活用した「IID 世田谷ものづくり学校」が閉館　約18年にわたり営業

廃校を再生した施設活用などを行う「ものづくり学校」が、世田谷区池尻の「IID 世田谷ものづくり学校」を5月31日をもって閉館すると発表した。2004年の開設以来、18年弱にわたりものづくり体験や交流の場として機能してきた。


　IID 世田谷ものづくり学校は、廃校となった旧池尻中学校舎を再生した複合施設。民間主導で行政の建物を活用した事業を展開し、マネジメントも独立採算で行うビジネスモデルは都内初の廃校活用事例として、設立時から注目を浴びた。館内にはギャラリーやカフェを併設。新しい産業の活性化や創業支援などを目的にワークショップ、展示、セミナーなどを開催してきた。
　閉館は世田谷区との旧池尻中学校校舎に関する定期建物賃貸借契約の満了によるもので、一般来館の受け入れは5月31日まで継続予定。閉館後の旧池尻中学校校舎の活用については、世田谷区主導のもと検討されるという。

■各スペースの最終営業日・レンタルスペース2022年5月15日（日）・エールーム2022年3月31日（木）・コワーキングスペースの入会2022年3月31日（木）・IID LOUNGEの利用2022年5月15日（日）・ファブラボ世田谷2022年5月31日（火）※入居する店舗およびスペースの最終営業日に関する詳細は、各店舗のウェブサイトやSNSで要確認。 ■IID 世田谷ものづくり学校所在地：東京都世田谷区池尻2-4-5開館時間：11:00～19:00※月曜日休館（月曜日が祝日の場合は翌火曜日）公式サイト