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INI 佐野雄大、西洸人、後藤威尊……球技大会で持ち前の運動神経を発揮 地上波番組での活躍も期待のメンバー

2022年03月08日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

INI『A』

 INI公式YouTubeチャンネルで毎週更新されている「INIフォルダ」が面白い。とりわけ2月19日の「EP.4 球技大会 ~ドッジボール編~」、2月26日の「EP.5 球技大会 ~バレーボール編~」はクスリと笑ってしまう面白ポイントが詰まっていた。以前『INI STATION』(GYAO!)で変わり種卓球対決「わがままピンポン大会」はしていたが、全員で協力をしながら球技をするのは初。だからこそ、メンバーたちの普段とは違う一面も見えていたのではないだろうか。まさに、「INIがまだ発見できていない新しい魅力を見つける」という「INIフォルダ」の趣旨にぴったりだ。もちろんその前にアップされていたバレンタイン企画でもメンバーの新たな一面や意外な関係性が見えていたが、今回は球技大会で活躍を見せたメンバーに絞って注目してみたい。


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 まずは、動画内でも「球技万能」と認定されていた佐野雄大。リーダーになった木村柾哉、許豊凡によるメンバー決めドラフトでは最後の3人に残っていたが、ドッジボールでもバレーボールでも大活躍だった。ドッジボールでは開始早々ボールをキャッチ。髙塚大夢にとんでもないダメージを与えてメンバーに責められていたが、アウトをもぎ取る。その後も敵チームに狙われた球をキャッチし、強烈な投球をしてチームの勝利に貢献していた。バレーボールでもトスをきれいに上げたり、軽々とサーブを打ったり、フェイントで点数を獲ったり。その活躍ぶりは、かつて『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(GYAO!/TBS系)でダンスに苦しんでいた人と同一人物とは思えないほど。と、同時に佐野の運動神経の良さに気が付く内容だった。


 そして、西洸人も活躍を見せていたメンバーの一人だ。今回はMCを務めており、元気でハキハキした進行と的確なツッコミは球技大会にぴったりだった。その一方で、彼の運動神経の良さも見えていたように思う。例えば、ドッジボールの最初にあったジャンプボール。西が上げたのは池﨑理人と髙塚のちょうどド真ん中で、実に美しい上げ方だった。その後も、上手く球を避けたりキャッチしたりしており、ゲームを盛り上げていた。バレーボールでもセッターポジションを陣取っていることが多く、メンバーへ上手くボールを回す西。途中、足を使ったスーパーファインプレイも飛び出していた。しかも、それを周りをよく見ながらやっているのがすごいところ。自らフォローに入ったり、「大夢、いけ!」とさり気なくメンバーを誘導したりと、彼の視野の広さとリーダー気質が際立っていた。


 3人目には、後藤威尊を挙げたい。今やINIきってのムードメーカーとなっている後藤は、今回も笑いを提供してくれていた。サーブを打つ時に「オ~オって言ってな」とメンバーに振りをし、助走をつけるも結局止まってサーブをしたり。土下座をしながら頼む泣きの1Deuceで、いきなり脳天立ちをしてみたり。だが、おふざけを入れつつも、プレイはきちんとしているのが後藤のいいところである。ドッジボールでは最後の1人まで残っており、敵チームのパスをカットする場面も。バレーボールでも佐野から「運動できるおじいちゃんに見えてきた」と言われつつもしっかりサーブを入れ、声を出してはいけない“サイレント縛り”がかかった時はクラップで自分の方にボールを呼んだり。さらにサーブもトスもフォームが基本に忠実がゆえ、大きく球筋がブレることもなかった。ドラフトで許が後藤を指名した理由を「なんでも器用にできそう」と言っていたが、全くその通り。彼の器用さがスポーツでも発揮されていた。


 他にも細かく見ていけば、それぞれの良さが見えてくるINIの「球技大会」。持ち前の運動センスを活かして、いつの日か『逃走中』(フジテレビ系)や『SASUKE』(TBS系)といった番組にもチャレンジしてみてほしい。(高橋梓)