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ル・マン24時間、ロシアのウクライナ侵攻など情勢変化をうけ48時間限定で参戦者を再募集

2022年03月08日 00:30  AUTOSPORT web

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ル・マン24時間レースのトロフィー
ル・マン24時間耐久レースを運営するACOフランス西部自動車クラブは、2022年6月11~12日にWEC世界耐久選手権第3戦として開催される第90回ル・マン24時間について、エントリーリストは後日発表するとし、さらにロシア軍によるウクライナ侵攻をうけた情勢の変化にともない、48時間限定で新規のエントリーを募集すると発表した。

 WEC第3戦ル・マン24時間のエントリーリストについては、もともと2月28日に暫定エントリーリストを公表する予定となっていたが、“管理上の理由”により発表が延期されていた。プジョーの不参加や、その後もロシア軍によるウクライナ侵攻による国際情勢の変化をうけ、ロシアのGドライブ・レーシングなどエントリーが流動的な情勢となっていた(※その後、GドライブはWECからの撤退を表明)。

 この状況のなかACOは7日、「ロシア軍によるウクライナ侵攻に続いてとられた国際的なスポーツ団体による最近の措置は、モータースポーツに参戦するチーム、ドライバーに影響を及ぼしている」とした。

 これをうけ、エントリーの選考委員会は、2022年のル・マン24時間について、48時間限定で新規参戦を募集することを決定したと発表した。候補者は、3月7日15時(日本時間7日23時)から3月9日15時まで、規定に従い適切な形式で申請書を提出する必要がある。

 当初発表予定だったエントリーリストについては、ACOは「後日リリースされる」としている。