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「キャプテン」連載50周年で歴代キャプテンが集英社1階のギャラリーに集結

2022年03月07日 19:57  コミックナタリー

コミックナタリー

「『キャプテン』連載開始50周年記念特別展示」より。
ちばあきお「キャプテン」が2022年に連載50周年を迎えた。これを記念し、東京・神保町の集英社神保町3丁目ビル1階集英社ギャラリーで、「キャプテン」の展示が行われている。

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展示は谷口、丸井、イガラシ、近藤の歴代墨谷二中キャプテンのパネルを軸に構成。4人が野球をプレーする様子が、それぞれの印象的なセリフとともに展示されている。また4人の後ろには全力でプレーする墨二ナインの様子も切り取られており、グランドを彷彿とさせる床には使い込まれたボールやバット、グローブも置かれている。展示期間は4月30日までを予定。なお新型コロナウイルス感染症拡大防止のため集英社ギャラリーの入場口は閉鎖されており、展示は屋外からガラスを通して見学する形となる。

「キャプテン」は別冊少年ジャンプ1972年2月号にて連載がスタートし、その後月刊少年ジャンプの1979年3月号(ともに集英社)まで連載。野球の名門校から弱小校の墨谷二中へと転校してきたところ、野球部のキャプテンに指名されてしまった中学生・谷口タカオを軸にした野球マンガで、谷口から丸井、丸井からイガラシ、イガラシから近藤と代替わりしていくキャプテンを中心に、墨谷二中野球部の活躍を描いた。現在グランドジャンプ(集英社)ではコージィ城倉による「キャプテン」の続編「キャプテン2」が連載されている。

3月18日には「キャプテン2」の4巻が発売される。このほかちばの長男でちばあきおプロダクションの代表である千葉一郎の書籍「ちばあきおを憶えていますか 昭和と漫画と千葉家の物語」も同日に刊行。同書では千葉が武論尊、里中満智子、江口寿史、高橋広、コージィ、担当編集者、そしてちばてつやをはじめとする千葉家の人々など、関係者へのインタビューを通して、在りし日の父や日本のマンガ史についてをまとめていく。

■ 「キャプテン」連載開始50周年記念特別展示
期間:2022年4月30日(土)までを予定
場所:集英社 神保町3丁目ビル1階 集英社ギャラリー(東京都千代田区神田神保町3-13)