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ホテルニューオータニ、2つの新規事業発表 - ホテル暮らしのサポートや結婚相談所開業へ

2022年03月07日 15:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ホテルニューオータニは、2022年新規事業発表会にて、「サービスアパートメント事業」「マリッジコンシェルジュ事業」の2つ新規事業について説明した。

ライフスタイルの変化に応じた、気軽に利用できる長期宿泊プラン



1つめの新事業は、「サービスアパートメント事業」。ホテルニューオータニでは、コロナ禍のライフスタイルの変化に応じて、30連泊プランや6連泊~30連泊が選べるプランなどを発売してきた。


昨年秋からは、1ヶ月、1年暮らしても過不足がないようリノベーションを行い、キッチン完備やヒノキ風呂などを完備した「新江戸レジデンス」の提供を開始。同ホテルの執行役員 マネージメントサービス部 高山剛和氏は、多くの反響があったと一方、もう少し気軽に長期利用ができないかという声もあがったことから、「サービスアパートメント事業」を新規展開することになったと話す。同事業では、6泊、12泊、30泊のプランのほか、30泊の「新江戸レジデンス」を用意。期間は4月1日~9月30日までで、3月3日より予約を開始する。



また、同ホテルの11階・12階にある5つ星のホテル・イン・ホテル「エグゼクティブハウス 禅」では、部屋で楽しめる「ピエール・エルメ・パリ」のアフタヌーンティーサービスや日本茶「うれしの茶」4種のマリアージュ体験ができるという。3月1日より提供開始となる。

さらに、マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開する「Luup」と提携し、電動キックボードと電動アシスト自転車をホテル館内58台分のポートを設置する。サービスアパートメントに滞在中無料で利用することができる。Luup 代表取締役社長兼CEOの岡井大輝氏は、「今回設置させてもらう紀尾井町を東京の名所めぐりのハブにしていきたい」と力を込めた。

結婚式以前の出会いからサポートを



続いて、「マリッジコンシェルジュ事業」について紹介された。



5万組以上の結婚式をお手伝いをしてきた同ホテルでは、ウェディングフォトを担当していたカメラマンによるプロフィール撮影、お見合いやプロポーズにおすすめのレストランなどの提供も可能だ。



高山氏は、「結婚式以前の出会いから結婚、そして人生を歩むお手伝いをホテルニュー・オータニだから出来るのではないか」と考え、IBJが運営する「日本結婚相談所連盟」と競合し、結婚相談所「ホテルニューオータニ マリッジ コンシェルジュ」を開業したという。



IBJ 代表取締役社長 石坂茂氏は、「現在は結婚する人の16.5%は、婚活サービスを利用しており、それだけ婚活サービスは当たり前の手段になっている」と話す。さらに、「ホテル業界大手の会員基盤と質の高いサポートでさらなる成婚数の増加が期待できるのでは」と石坂氏。同サービスでは、7.5万人超の会員からお見合い相手を検討できるようになっている。開業は3月1日より開始。(黒ゆい)