3月4日、2022年MotoGP第1戦カタールGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、2回目がカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合12番手に入った。
2022シーズンが幕を開けた。今年は昨年の第1戦カタールGPより2時間早いタイムスケジュールで開始。フリー走行1回目は、気温30度まで上昇しドライコンディションでの走行となった。セッション残り30秒を切ったあたりで、中上はトップタイムの1分54秒907を記録し、トップに浮上。このままトップチェッカーかと思われたが、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が更に上回る1分54秒851を記録し、中上は2番手でFP1を終えた。
続いて行われたフリー走行2回目では、終了時間が18時45分とナイトセッションでの走行。気温は23度まで下がりコンディションの違いに苦戦を強いられた中上。フロント、リヤともにソフトタイヤを履いてアタックを開始。1分54秒083と自己ベストタイムを更新するも、コンディションの違いに苦戦を強いられ12番手に終わった。
先日行われたマンダリカ公式テストで最後の調整を行い、しっかりと準備を進めてきた中上。2日目のフリー走行3回目ではダイレクトでのQ2進出を目指し、予選では上位を狙う。ロサイル・インターナショナル・サーキットを得意とする中上の走りに期待がかかる。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(FP1:2番手/FP2:12番手)
「FP1で2番手タイムを出すことができました。すばらしいスタートになりました。日中のフィーリングはとてもよかったのですが、FP2は夜間走行になったため、コンディションは全く違いました。でもトップ10に入るためのタイム差はわずか0.1秒でした」
「マシンのフィーリングはいいですが、まだ改善の余地がたくさんあります。これはとても重要です。今日の仕事にはとても満足しています。引き続きプッシュして、チームと一生懸命仕事に取り組みます。明日の走行が楽しみです」