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キム・カーダシアン、法的に独身になることが認められる

2022年03月04日 11:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

カニエと離婚申請中のキムが“独身”に
昨年2月にカニエ・ウェストとの離婚を申請したキム・カーダシアンが、合法的に独身になることが裁判で認められた。現在のところ4人の子供達の親権や財産分与の詳細は決まっていないものの、キムの苗字は“カーダシアン・ウェスト”から旧姓“カーダシアン”に戻ることになる。

キム・カーダシアンとカニエ・ウェストは2014年に結婚し、4人の子供に恵まれた。しかしキムが2021年2月に離婚を申請し、12月には法的に独身となることを要求。その際、子供達の親権や財産問題は婚姻関係とは切り離して考えるものとし、本名を旧姓の“カーダシアン”に戻すよう求めていた。

これに対しカニエは先月、「不利な結果を招く恐れがある」と異議を唱え、キムが苗字を変更後すぐに再婚した場合の制限などを含むいくつかの変更を要求していた。

現地時間2日には米ロサンゼルス高等裁判所で法廷審問が行われ、キムの弁護士ローラ・ワッサー氏が姿を見せた。キムは自宅からオンラインで参加したがカニエは現れず、法廷には彼の新たな弁護士サマンサ・スペクター氏が出席した。

カニエは少し前に弁護士のクリス・メルチャー氏を解雇しており、新たに雇われたスペクター氏は法廷でこの件に関わったのが24時間以内であることを認めた。

審問では、ワッサー氏がカニエによる反論や要求を批判。彼が本名を“Ye(イェー)”に改名したのは「離婚手続きを遅らせるための戦略だった」と主張した。

これに対し、スティーヴン・コクラン判事は「彼らは最も理論的だと思われる」と述べた。一方のスペクター氏は、自身の陣営が「この件を阻止するのではない。ただ単に、ウェスト氏の権利が守られるようにするだけだ」と伝えた。

この結果、コクラン判事はカニエとの離婚を2つのパートに分けるというキムからの要求を認めると述べた。米メディア『Billboard』によると、これにより2人の結婚生活は直ちに終了し、親権や資産に関する複雑な問題は今後の手続きにゆだねることになるという。

このようなケースはまれではなく、裁判では「二分法」と呼ばれ、複雑な離婚の場合に用いられている。

カニエは3つの条件を提示していたが、コクラン判事はそのうちの1つである「分割される金額を受け取る権利は、どちらかが死亡した場合でも温存される」という要求を認めた。しかしキムが再婚した場合の制限を含む、残り2つの要求については拒否している。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)