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2022年春ドラマは最強タッグが勢ぞろい!? 綾瀬はるか×大泉洋ら3組の注目作

2022年03月03日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

綾瀬はるかと大泉洋

 2022年1月期ドラマのストーリーが佳境を迎える中、春からスタートする4月期新ドラマの詳細が続々と発表されている。


【写真】二宮和也×多部未華子


 刑事もの、医療もの、ラブコメなどバラエティに富んだ様々なジャンルの新ドラマにワクワクさせられる一方で、キャスト陣に注目すると、キャリアや演技力も好評の最強タッグの並びが目立つ。


 なかでも注目したい、綾瀬はるか×大泉洋によるフジテレビ月9ドラマ『元彼の遺言状』、高橋一生×柴咲コウによるTBS金曜ドラマ『インビジブル』、二宮和也×多部未華子で贈るTBS日曜劇場『マイファミリー』を紹介していきたい。


■綾瀬はるか×大泉洋:初共演の2人はどんな“バディ”に?


 『元彼の遺言状』は、主人公の元彼が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を受け、主人公が依頼人と共謀して遺産を狙う破格の遺産相続ミステリー作品。綾瀬は主人公・剣持麗子、大泉は麗子に遺産山分けを持ちかける謎の依頼人・篠田敬太郎を演じる。


 綾瀬といえば、『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系)での穏やかな雰囲気の役から『義母と娘のブルース』(TBS系)のような堅めの人物まで幅広いキャラクターをこれまで演じてきた。また、大泉は現在、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)で源頼朝役を熱演中。シリアスさとコミカルさを瞬時に切り替えることができる稀な俳優だ。


 長いキャリアがある2人だが、意外にもこの『元彼の遺言状』が初共演となる。2人でさまざまな事件を解決していく展開とあって、綾瀬と大泉がどのような“バディ”となっていくのかに期待したい。


■高橋一生×柴咲コウ:『おんな城主 直虎』のタッグが再び


 刑事と犯罪コーディネーターという正反対の2人が手を組む『インビジブル』は、さまざまな事故や事件、未解決事件を引き起こす凶悪犯“クリミナルズ”を捕らえようとする犯罪エンターテインメント。あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター“インビジブル”・キリコを柴咲コウ、キリコから自身が関わってきた事件の情報を提供する代わりに担当として指名された刑事を高橋一生が演じる。


 2人の共演は4度目。特に印象が強いのはNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』だろう。深い信頼関係で結ばれていながら、敵対関係を装わねばならなかった直虎(柴咲コウ)と政次(高橋一生)。この時は、直虎自身の手によって政次が殺されるという衝撃的かつ悲劇的な結末となってしまったが、複雑な関係性を演じ切った2人が、今回の『インビジブル』ではどのような関係性を見せるのだろうか。


■二宮和也×多部未華子:リアルな年代での夫婦役に期待


 『マイファミリー』は、一見幸せそうな家族の娘が誘拐事件に巻き込まれてしまうドラマ。愛娘を取り返す唯一の方法は、警察を排除し、妻と力を合わせて誘拐犯と戦っていくこと。ミステリーやサスペンスという側面からではなく、事件によって浮き彫りになる様々な感情や人間模様が中心に描かれていく。時代の寵児と持て囃されているゲーム会社の社長・鳴沢温人を二宮和也、妻の鳴沢未知留を多部未華子が演じる。


 2人の共演は、『山田太郎ものがたり』(TBS系)以来15年ぶり。奇しくも今作で演じる温人と未知留も、大学時代に出会い、15年以上の時間を共に過ごしている設定だ。2人が積み重ねてきた経験や時間が反映される夫婦関係がみられそうだ。


 ドラマはそのストーリー性やハラハラする展開だけではなく、登場人物たちの関係性が段々と深くなっていったり、ふとしたことがきっかけで大きく変化してしまったりするのを目撃することも醍醐味だ。今回紹介した3つのドラマは、「初・再共演」と異なる背景があるが、新ドラマではどのようなそれぞれどのような“2人”が演じられていくのだろうか、期待が高まる。


(久保田ひかる)