レッドブル・レーシングは、早ければ今週にもマックス・フェルスタッペンとの新たな長期契約を発表する予定であり、契約金はF1史上最高規模の額であると言われている。
オランダの日刊紙『De Telegraaf』が3月2日に掲載した記事によれば、2021年のドライバーズタイトルを獲得したフェルスタッペンは、4年、あるいは5年契約を結ぶことでレッドブルと合意したという。両者の現契約は、2023年末までとなっている。
1年あたりの契約額はF1史上最高レベルと言われており、『Sky Sports』は1年4000万ポンド(約62億円)、『BBC』は4000万~5000万ユーロ(約51億~64億円)と推定している。7度のワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンがメルセデスから受け取る年額は約4000万ポンド(約62億円)と言われる。
レッドブルもフェルスタッペンの長年のマネジャーであるレイモンド・フェルミューレンもこの報道に対してコメントを出していないが、今後数日のうちに正式発表がある見通しであると、『De Telegraaf』は伝えた。
フェルスタッペンは、2015年、トロロッソ(現アルファタウリ)からF1にデビュー、17歳と166日で史上最年少F1ドライバーとしての記録を作った。
2016年の第5戦スペインGPでレッドブルに昇格、移籍初グランプリで初優勝を成し遂げ、18歳228日というF1最年少優勝記録も樹立。現在までに19勝を重ねたフェルスタッペンは、2021年にはF1ドライバーズタイトルを獲得した。
2021年最終戦アブダビGPで、24歳のフェルスタッペンは「一生、彼ら(レッドブル)と一緒にいたい。彼らがそうさせてくれることを願っている」とコメントし、長期的にレッドブルに残る意向を示していた。