「落第忍者乱太郎」尼子騒兵衛の作品集、装丁画は構想1年以上をかけ描き下ろし

尼子騒兵衛の作品集が、3月15日に玄光社から発売される。これを記念してAmazon.co.jpでは、クリアファイル付きの作品集を700部限定で予約受付中だ。

【大きな画像をもっと見る】

作品集には約1270点の原稿とカラー原画を収録。「漫画家への道 陽気な野心家、楽天家の性格が道を拓く」では中学生時代から高校生時代に描いたマンガやスケッチ、マンガデビュー作品「田舎押領使一家」の原稿が収録される。「乱太郎とともに歩む 新聞連載から始まった忍術学園の物語」では、「落第忍者乱太郎」の33年間にわたる連載に加え、アニメ、映画、ミュージカル化にまつわるエピソードを1985年から年代順に紹介。「落第忍者乱太郎」連載開始当時の原稿や、あさひコミックス全65巻の原画も抜粋して掲載される。

「原画で辿る尼子騒兵衛の色彩世界」では「落第忍者乱太郎」のあさひコミックスのカバーイラストについて、作者がモチーフを解説。「江戸の風俗を描く」では江戸落語をもとにした読み物シリーズ「らくご長屋」より、挿絵の原画がエピソードとともに掲載される。そのほか尼子に作家としての姿勢や作品への思い、プライベートについ尋ねたインタビューも収められた。

なお同書の装丁画「乱太郎・きり丸・しんべヱ 花下遊楽図」「六年生 南蛮衣装之図」「伝子と半助 遊里変姿之図」は、尼子の描き下ろし。2020年秋からじっくり時間をかけて構想を練り込んだというイラストに注目だ。