就職氷河期に入社した中小企業で、社内派閥の板挟みにあったという苦い体験談がキャリコネニュースに寄せられた。投稿主である30代後半の女性(管理・事務職)は、「社長のお嬢さんと長年勤めた社員とのあつれきがひどかった」と振り返る。(文:コティマム)
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「社長の娘への反感が一気に私に……」
同社の「社長のお嬢さん」は学校を卒業後、別の会社に就職したが、数か月で辞め父親の会社に就職したという。
「後を継ぐだろうということで、いきなりそれなりの役付き。長年勤めていた元役付きの社員とその部下からの反感はとても強く、派閥争いのような感じに……」
女性は入社後、事務職として「社長の娘のもとに配属された」という。周りは社長の娘によくない感情を抱いている社員ばかりだ。
「他の社員はお嬢さんに反感を持ちつつも言えない立場なので、その反感は一気に私に……」
と、社員たちの苛立ちがなぜか女性に向かってしまった。
ミスを押しつけられ続けた女性「わたしは、人間ですらなかったのか」
反感を受けながらも社長の娘の下で働いた女性は、「仕事もまともに教えてもらえなかったので、必死で他の人の仕事を見て覚えました」と振り返る。
「その後、他の社員がやったミスやお嬢さんのミスを押しつけられ続け、社長から直々に注意をされた際、『君をまともな人間にしたいんだ』と言われて、その会社を辞めました。わたしは、人間ですらなかったのか、と」
社内のゴタゴタに巻き込まれた女性は、退職したことについて「終電に走るのは当たり前のブラック企業でしたので、未練はありませんでした」と綴っている。