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ウィル・スミス、SAGアワード最優秀男優賞受賞に感極まる「キャリアで最高の瞬間だ」

2022年03月01日 14:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

SAGアワードで最優秀男優賞を受賞したウィル・スミス
俳優ウィル・スミス(53)が、自身のキャリアで初めてとなるSAGアワードを受賞した。最優秀男優賞に選ばれたウィルは飛び上がって歓喜し、「これまでのキャリアの中で最高の瞬間のひとつだ」と感激を伝えた。

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現地時間2月27日、米カリフォルニア州サンタモニカのバーカーハンガーで開催した第28回SAGアワード(Screen Actors Guild Awards)で、映画『ドリームプラン(原題:King Richard)』で主演したウィル・スミスが最優秀男優賞を受賞した。

本作は、女子プロテニス界の最強姉妹として知られるビーナスとセリーナ・ウィリアムズ選手を世界チャンピオンに育て上げていく父親の姿を描く、実話をもとにしたストーリーだ。

ウィルはウィリアムズ姉妹の父親で“キング・リチャード”の異名を持つリチャード・ウィリアムズ役を演じ、SAGアワードの最優秀男優賞に輝いた。

観客席に座っていたウィルは、授賞式で自分の名前が呼ばれると興奮のあまり飛び上がって大喜びした。受賞スピーチを行うためにステージに上がると、感極まった様子でこのように伝えた。

「今が僕のキャリアの中で最も素晴らしい瞬間のひとつかも知れない。だって、ビーナス・ウィリアムズの隣に座っていた時に『キング・リチャード』で僕の名前が呼ばれたんだから。」

ビーナスとセリーナの父リチャードさんはテニスの経験が全くなかったが、独学でテニスを学び、娘達を世界チャンピオンにするための“ドリームプラン”を計画した。ウィルはそんなリチャードさんのことをこのように称えた。

「彼は誰も知ることがない夢想家だ。狂気の境地に達し、時にはその境地をひっくり返すような信念のパワーを持っている。不可能を可能にするためには、絶対に必要なことなんだ。」


本作のプロデュースも担当したウィルは、ビーナスとセリーナ姉妹を演じたサナイヤ・シドニーとデミ・シングルトンに向けて、このような言葉を伝えた。

「君達は演者だから、スクリーン上で演じるキャラクターが実生活に影響を及ぼすことがあるのを知っているよね。君達に今夜この場所を案内し、映画で親になり、この業界に送り出すことは僕の人生で最大の喜びのひとつとなったよ。」

そして最後に「ビーナスとセリーナとウィリアムズ・ファミリーへ。あなた方は、僕とチームに自分の物語を託してくれた」と感謝を述べた後、「だけど最終的な作品を見るまで、名前を出すことに同意してくれなかったよね」と加え、会場の笑いを誘った。



画像2、3枚目は『TNT DRAMA 2022年2月27日付Instagram「All part of the 78-page plan.」』『King Richard Film 2022年2月10日付Instagram「It takes a champion to raise a champion.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)