この日登場したGT300の今季参戦車両をカーナンバー順に紹介すると、ツインリンクもてぎでシェイクダウンを行い岡山に移動したGOODSMILE RACING & Team UKYOの4号車グッドスマイル 初音ミク AMGは、初日は片岡龍也がひとりでステアリングを握った。午前は64周、午後は65周と、ひとりで129周を走破。新車のメルセデスAMG GT3も快調に周回をこなした。
今季からMOTOYAMA Racing w/ Team LeMansとチーム名が改められた6号車Team LeMans Audi R8 LMSは、本山哲と片山義章がドライブした。本来、このテストにはR8 LMSエボIIのパーツを装着して臨む予定だったようだが、残念ながらこの日は間に合わず、2021年のまま走行。午後は精力的に周回を重ねた。
LM corsaの60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTは、この日大きな注目を集めた一台となった。別項にて詳しく紹介するが、大阪オートメッセで発表されたフォルムと異なり、フロントエンドが大幅に改良された。LM corsaで製作したオリジナルカウルで、よりGRスープラらしいフォルムに。吉本大樹と河野駿佑が新エアロをトライしている。
そして新田守男/高木真一のコンビ復活で大きな話題となっているK-tunes Racingは、この日は2022年の初走行となった。新田を中心にタイヤテストを行っていったが、高木もK-tunes RC F GT3を初ドライブ。ひさびさのふたりの仕事だが、「変わってないね!」という言葉をふたりともに語っている。
今季はカラーリングが大きく変わるMax RacingのHACHI-ICHI GR Supra GTは、この日はカーボンブラックのまま走行した。佐藤公哉と三宅淳詞のコンビは昨年から同じピットで過ごしていた間柄で、この日も順調に周回を重ねている。
朗らかな陽気に恵まれた走行初日は、HOPPY 86 MCが午前、午後ともに1分24秒台をマークしトップに。午前、午後とも2番手にはK-tunes RC F GT3、3番手にはHACHI-ICHI GR Supra GTがつけた。午前はグッドスマイル 初音ミク AMGが4番手、SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTが5番手。午後はapr GR86 GTが4番手、PACIFIC hololive NAC Ferrariが5番手となった。