食品の食べられる部分を捨ててしまうのはもったいないが、余計だったり使いみちがなかったりすると、悩んでしまう。ガールズちゃんねるに２月末、「卵の白身を捨てる夫どう思いますか？」というトピックが立ち注目を集めた。
トピ主は、夫が「黄身を上に乗せる丼」を作ってくれたとき、白身を分けた後に「排水溝に白身を流していた」と明かす。もったいないと思い文句を言ったトピ主だが、
「俺は使わない、味が薄くなると主張して釈然としませんでした」
と不満げだ。（文：篠原みつき）
「卵かけご飯の時は白身は捨てるという家庭で育った」という人も
トピ主が、「皆さんの夫はそういう事しますか？」と問いかけると、
「ごめん私捨ててる…」
「冷凍してるけど、結局使わない事も多くて結果的に捨てる」
「卵かけご飯の時は白身は捨てるという家庭で育ったから今更どうしようもない」
など「捨てている」という人が意外に多かった。理由は「白身でも透明の部分が一部塊みたいになってるとこやだ」などのほか、トピ主の夫と同じで「味が薄くなる」という声も。
実は筆者も生卵の白身の塊が苦手で、卵かけごはんでは白身を捨てていた時期がある。最近は、いちいち分けるのが面倒くさくなったのと量が減るという理由でよくかき混ぜてそのまま食べているのだが、分けて捨ててしまう人の気持ちも、まあわかる。
ほかには、ブロッコリーの芯や鶏肉の皮なども「捨てる人は捨てるもの」として挙がっていた。結局、罪悪感はあるものの使わないものは使わないという人は一定数いるようだ。
「フワフワになるまで泡立ててオムレツに足すと良いよ」
一方で、「夫がしたら文句言う。食べ物捨てるのは無し」など、「捨てない派」からも多くのコメントがあがった。「食べられるものを捨てる人は嫌い」と強い言葉で批判する人もいて、フードロスが問題となる昨今、意識の高い人も少なくないことがうかがえた。
捨てずに使う方法としては
「スープに入れて飲んでます」
「フワフワになるまで泡立ててオムレツに足すと良いよ」
「メレンゲクッキーとかシフォンケーキつくる」
など、お菓子やスープに使うという声が多数挙がっていた。ネットで検索すると様々な活用方法があり、特にフライパンにチーズを撒いて上から白身を乗せて焼く、というやり方は簡単で美味しそうだった。冷凍食品メーカーのニチレイのサイトでは、余った白身を冷凍する方法が紹介されていた。
お菓子作りや料理にマメじゃない、忙しくて時間がない人からは、それもやっていられないと言われそうだが、食品の値段はここ数年、世界的に上昇している。なんとか美味しくいただける方法を見つけて無駄にしない習慣を身につけても良さそうだ。
