2月27日、WRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンの競技最終日、デイ3がラリーの拠点となったウメオの北西エリアに設定された4本のSS(スペシャルステージ)を舞台に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が2022年シーズン初優勝を達成。また、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合3位に入りダブル表彰台を獲得した。一方、総合2番手でデイ3を迎えたエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)はリタイアとなっている。
今シーズンはマニュファクチャラーポイントの対象となる新チーム、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションからシリーズにフル参戦している勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、初日に遅れをとったものの、その後は安定した走行を続け総合4位でフィニッシュ。SS19のパワーステージでは4番手タイムを記録し、ボーナスの2ポイントを獲得した。
「カッレ(・ロバンペラ)は素晴らしい走りでこのラリーを制した。序盤は1番手スタートということもあり、どうなるのだろうかと少し心配だったが、彼はとてもうまく対処し、とくにラリー後半の速さは本当に印象的だった」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTを率いるヤリ-マティ・ラトバラ代表。