GT3カーレースの最高峰として世界5大陸で争われているインターコンチネンタルGTチャレンジは、5月13~15日に開催するリキモリ・バサースト12時間についてクラス編成を変更し、プロ-アマのクルーを重視すると発表した。
バサースト12時間は、近年プロドライバー3名で編成されるプロクラスが主役だったが、2~5月までの新型コロナウイルス感染拡大の影響による渡航制限、さらにロジスティクスへの影響により5月に日程が変更されていた。
インターコンチネンタルGTチャレンジを運営するSROでは、さらに2022年のレースでは1名以上ブロンズドライバーを登録するプロ-アマのエントリーを中心にクラスを再編することになった。プロ-アマがインターコンチネンタルGTチャレンジで総合優勝を争うのは初めてのことになる。
SROでは、プロクラスはふたたび2月に開催される2023年のレースで復活するとしている。なおブロンズドライバーには追加のプラクティスセッションが与えられ、予選でのピレリ・トップ10シュートアウト進出のためのタイムは合算タイムとなる。
「通常、ファクトリーチームとドライバーはレースの顔となるが、プロ-アマはグローバルなGTレースの基本だ。バサーストでは、世界最高レベルの耐久レースでプロ-アマが勝つ数少ないチャンスとなるはずだ」とSROの創設者兼CEOのステファン・ラテルは語っている。再編されたクラスは下記のとおりだ。
クラスA:GT3プロ-アマ
ドライバー3名の場合は2名のプラチナ/ゴールド/シルバー、1名のブロンズ
ドライバー4名の場合は2名のプラチナ/ゴールド/シルバー、2名のブロンズ
クラスA:GT3アマ
最大1名のシルバー、残りはすべてブロンズ
クラスB:GT3トロフィー プロ-アマ
最大1名のシルバー、残りはすべてブロンズ
クラスB:GT3トロフィー アマ
すべてブロンズ
クラスC:ポルシェ911カップカー
クラスD:GT4
クラスI:招待車両、フェラーリチャレンジ、ランボルギーニ・スーパーカップ、アウディR8カップカー