2022年F1バルセロナテストが、2月25日、3日目最終日を迎えた。スクーデリア・アルファタウリは、午前にピエール・ガスリー、午後に角田裕毅を走らせる予定だったが、ガスリーがクラッシュ、マシンがダメージを受けたため、角田の走行はキャンセルとなった。
最終日午後のセッションは、人工的なウエットコンディションが作られ、ピレリの新しいウエットタイヤを試す機会でもあった。テスト初日の走行を担当した後、3日目午後に登場する予定だった角田は、この日、走行できなかったことは残念としながらも、チームにとって3日間のテストは有意義なものだったと述べている。
「バルセロナテストで良い3日間を過ごしました。とても充実していて、ニューマシンについて多くを学ぶことができました」と角田は語った。
「今年は完全に新しいマシンが導入されることもあり、(2021年最終戦)アブダビ以来、また走る機会をとても楽しみにしていたんです。AT03を知るための時間をエンジョイすることができました」
「次回のバーレーンテストまでにやるべきことはたくさんあります。僕自身に関しては、ニューマシンに合わせてドライビングスタイルをさらに適応させる必要があります。それでも、全体的にとてもポジティブなテストでした」
「今日午後のセッションを走って締めくくることができなかったのは残念ですが、テストではこういうこともあります。開幕戦の前に、バーレーンでの3日間のテストがあるので、それに向けてできる限りしっかり準備をして、いい形でシーズンをスタートできるようにする必要があります」