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「手取り15万円を切ることも」営業職3年目の20代女性 「昼食は家で握ったおにぎり2個にふりかけをかけて食べます」

2022年02月26日 06:20  キャリコネニュース

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「営業職として新卒入社して3年目。一人暮らしです。手取りはやはり少ないと感じます。昨年はコロナ禍で残業代が付かない時期があり、手取りで15万円を切ることもしばしばありました」

こう語るのは、大阪府に住む20代後半の独身女性だ。「奨学金の返済もあり、貯金はほぼできていません。毎月赤字にならないことだけを気にしています」という女性。一体どのような生活をしているのだろうか。(文:福岡ちはや)

※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22

「周囲の人に合わせてお弁当を買っていましたが、きつくなりやめました」

女性は「一番困るのは、お昼と電気代です」と切り出し、まず昼食事情を打ち明けた。

「普段は昼食代節約のため、家で握ったおにぎり2個にふりかけをかけて食べます。以前は周囲の人に合わせてお弁当を買っていましたが、きつくなりやめました。営業なので外出することも多くあります。出先のお昼は高くつくので、1人で外出の際は駅のホームにある待合室スペースで、持ってきたおにぎりを食べて節約しています」

そんな食生活で体調に問題はないのだろうか。思わず心配になるが、当の本人は、

「ややさみしいお昼ご飯なので、誰かと一緒に食べるのが恥ずかしく、最近は1人でささっと食べます」

と周囲の目のほうが気になっているようだ。

電気代の節約についても、2月半ばのこの時期に

「冷暖房をほぼ使わず、この冬を乗り切ろうと考えています。実際、暖房をつけたのは1回だけです」

と綴り、ギリギリの生活をうかがわせた。

「次の仕事は給料が今より高く、女性が働きやすいことが条件です」

仕事については「(今の職場は)働きやすく、人間関係も良好ですが、次の仕事を探しています」と語る。

「3年続けましたので、今年は転職活動をすると心に決めていました。次の仕事は、給料が今より高く、女性が働きやすいことが条件です。同期は給料の低さを理由に辞めました。結婚された1つ上の先輩は『この給料で働き続けても生活していけない』と言って辞めました。女性の働きやすさは、今の会社にはないと思います」

女性は「結婚して子育てという将来を考えると、今の給料では生活していけません。もっと早くに辞めるべきだったと感じています」と悔いていた。