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JR九州キハ66・67形の部品と大村線のレールをセットにして限定販売

2022年02月25日 18:21  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
JR九州商事は25日、長崎地区で活躍し、引退したキハ66・67形の部品と、「シーサイドライナー」の愛称名でキハ66・67形が運行した大村線のレールをセットにして、3月2・6日に限定販売すると発表した。同社はJR九州長崎支社によるキハ66・67形ラストラン特別企画の一環で車両部品販売を行っており、今回、ラストラン特別企画の最後を飾る特別商品を販売するという。


レール430mmのセット商品「キハ66・67形ラストラン記念特別商品 大村線のレール430mmと席番のセット」と、レール10mmのセット商品「『九州の路線レールシリーズ00 大村線』キハ66・67形ラストラン記念特別版 大村線のレール10mmと席番のセット(専用ケース付)」の2商品を販売。いずれもJR九州商事のオンラインショップ「九州の旅とお取り寄せ」で先着販売を実施する。



レール430mmのセット商品は、キハ66・67形の車内に設置されていた席番と1969年製40Nレールのセットで、レールの重厚感を堪能できる厚さ430mmのダイナミックな仕上がりとしている。大村線を保守管理する長崎工務センターの社員が刻印が見える部分をていねいに切り出したため、レール側面にレールを製造したメーカーと製造年「1969」の刻印を確認できる。大村線で使用されたことを証明する文字とシリアルナンバーも付き、全体に防錆コーティングも施した。価格は席番ロング付で3万9,600円、販売数は10セットとなる。


レール10mmのセット商品は、キハ66・67形の車内に設置されていた席番と厚さ10mmにカットした1969年製40Nレールのセットで、レールには限定商品の証であるシリアルナンバーが付き、大村線で2021年まで使用されたレールであることも記載されている。



レールのすり減った状態がわかるように、元の形をかたどったレール形状クリアシートも特別に付属した。側面に長年の敷設で錆びた風合いを残しつつ、その上から劣化を抑える防錆コーティングを施している。価格は、席番ショート付が2万2,000円(販売数は109セット)、席番ロング付が2万3,100円(販売数は80セット)となっている。



なお、今回は過去のキハ66・67形部品販売と異なり、複数日・複数回の先着販売とする。1回目は3月2日の10~12時、2回目は3月2日の12時30分から17時まで、3回目は3月2日の19~23時、4回目は3月6日の10~12時、5回目は3月6日の12時30分から17時まで、6回目は3月6日の19~23時に販売。レール10mmのセット商品は1~6回目の各回に分けて販売され、レール430mmのセット商品は1回目と4回目に5セットずつ販売する。各回で予定数が完売しなかった場合、次の回に在庫数を繰り越して販売するとのこと。(木下健児)