高野苺「orange」の7巻が4月12日に発売されることが明らかに。3月26日から東京・有楽町マルイにて記念原画展が開催されることも決定した。
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「orange」は16歳の女子高生・高宮菜穂のもとに10年後の自分から手紙が届き、彼女が恋をしたクラスメイト・成瀬翔を救うため奮闘するSFラブストーリー。新刊の発売は2017年に発売された6巻以来5年ぶりとなる。7巻には翔を救うことのできた世界を舞台とするアナザーストーリーが収録されており、高野は「7巻は『生きていく事』がテーマで普通の日常のお話です。生きていく事は当たり前だけど大変な事、良い事も悪い事も経験しながら、生きる事を楽しく思えたり、時には疲れてしまったり、今もどこかで悩んでいる誰かを救いたくて誰かのために描こうと思いました」とコメント。また高野は「7巻が本当の最終巻になります」と述べている。
原画展は3月26日から4月10日まで開催。「orange」の世界観を再現した展示や、イベント限定グッズと複製原画の販売も行う。また3月24日には、完全保存版「orange complete BOX」も発売。単行本1~6巻とポストカード8枚がセットとなっており、ボックスは7巻を含む「orange」単行本がすべて収納できる仕様となっている。
なおwebアクションでは本日2月25日から「orange」1巻収録エピソードを無料で公開中。3月11日までの2週間限定となるため、注意しよう。
■ 高野苺コメント
今年は連載開始からちょうど10年目、大人の菜穂が手紙を書いた年です。連載開始前に私が経験した後悔は、10年後はどうなっているのかなと思っていましたが、薄れる事なくいまだに後悔し続けています。10年後の菜穂達の気持ちをやっと知る事が出来ました。7巻は「生きていく事」がテーマで普通の日常のお話です。生きていく事は当たり前だけど大変な事、良い事も悪い事も経験しながら、生きる事を楽しく思えたり、時には疲れてしまったり、今もどこかで悩んでいる誰かを救いたくて誰かのために描こうと思いました。7巻が本当の最終巻になります。読んでくださった皆様に心から感謝しています。最終巻は皆様へのお手紙のような気持ちで描きました。どうぞよろしくお願いします。
■ 高野苺 「orange」連載10周年記念原画展
期間:2022年3月26日(土)~4月10日(日)
会場:東京都 有楽町マルイ8階 イベントスペース