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ヘンリー王子、英タブロイド紙を名誉棄損で提訴 SNSで「第2ラウンド!」「頑張れヘンリー」の声

2022年02月24日 21:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ヘンリー王子、メーガン妃が訴えた英紙と再び法廷闘争を開始
ヘンリー王子が、英紙『Daily Mail』の発行元を名誉棄損で提訴した。王子の妻メーガン妃は昨年12月、同紙が実父への個人的な手紙を無断で掲載したことをめぐる訴訟で勝訴したばかりだ。

現地時間23日午後、ヘンリー王子が高等法院で英紙『Daily Mail』の発行元「Associated Newspapers Limited (ANL)」に対する名誉棄損の訴訟を開始した。

王子の広報担当者は声明で「公爵が『Associated Newspapers Limited』に対して、訴訟を申し立てたことを確認します」と事実関係を認めた。

裁判所に提出された書類によると、この訴えは今月20日に『Daily Mail』の日曜版『Mail On Sunday』が掲載した、王子と家族の警備上の問題に関する記事に関連したものだと英メディア『Hello!』『The Independent』などが報じている。

同記事の見出しには「暴露:ヘンリー王子はいかにしてボディガードをめぐる法廷闘争を極秘にしようとしたのか」と書かれていた。

ヘンリー王子の妻メーガン妃は『Mail on Sunday』が2018年8月に実父トーマスさん宛ての私的な手紙の一部を再現したとして、翌年に同紙の親会社である「Associated Newspapers Limited」を訴えていた。

昨年12月にはメーガン妃が勝訴し、長期にわたる法廷争いが終了。妃は同社から1ポンド(約154円)の名目上の損害賠償と妃がのちに慈善団体に寄付した未公開の金額を獲得。同社は『Mail on Sunday』の一面と『Daily Mail Online』のホームページに謝罪文を掲載し、妃の訴訟費用も支払うように命じられた。

ヘンリー王子は現在、電話をハッキングした疑いで英紙『The Sun』の発行元「News Group Newspapers」と、英紙『The Mirror』の発行元「Reach」に対しプライバシー侵害の訴訟を起こしている。

今月18日には英国滞在中の警察警備をめぐり、英内務省を相手取った裁判が始まったばかりだ。王子は2020年の王室離脱後、税金による英国での警察警備を失ったため個人的に費用を負担すると申し出たが、内務省が拒否。英国滞在中に自身と家族の安全を確保するため、自費による警察警護を認めるよう要求している。

今回ヘンリー王子がタブロイド紙に対して名誉棄損の訴訟を起こしたことに対し、SNS上では「第2ラウンドが始まった。応援するわ。もう一度やってやれ!」「嘘つきに平和は訪れない。頑張れヘンリー!」「この日が来るのを待っていたよ」とサポートする声で溢れ返った。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)