大人になってから親から衝撃の事実を告げられる人もいる。キャリコネニュースの「親に言われた衝撃的な言葉」をテーマにしたアンケートに、30代後半の男性(千葉県/営業/年収450万円)が
「33歳の時に、一人暮らししている家に裁判所から出廷の手紙が来ました」
という書き出しの体験談を明かしてくれた。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「親に言われた衝撃的な言葉」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/T1VGTI8Q
「あなたは実は、私の子どもでは無く……」
とつぜんの出廷要請に、意味がわからず男性が手紙の中身を見てみると「あなたの祖父の借金返済に関して訴えられているので裁判所に出廷してください」という通知だった。祖父はすでに亡くなっており、ますます疑問が募った男性。「何で、祖父の借金が私に返済の義務があるのか」を母に電話でたずねると、
「あなたは実は、私の子どもでは無く、私の妹の子どもなの……」
という思いもよらない答えが返ってきた。「叔母(実母)はすでに亡くなっている事は知っていましたが、自分の母親がその叔母だとは知りませんでした」と衝撃を綴っている。
出廷の手紙が来た経緯は、こうだ。祖父が亡くなって、借金返済の義務が妻(祖母)へ、さらに子ども(母、叔母、叔父)に生じた。しかし叔母(実母)は亡くなっているため「一人息子である私に」まわってきたという。
「その借金はずっと、(祖父の)息子である叔父が返していましたが、叔父が亡くなり借金が払えず、ある会社から『母』、『私』、『叔父の妻』が訴えられたという経緯でした」
ようするに、祖父の相続人全員に借金返済の義務がまわってきたわけだ。肉親とはいえ実の母親が別にいたことと、同時に借金の存在まで知ったのだからショックは大きかっただろう。
しかし男性は、意外に淡々と「その後は、三人とも財産放棄をし無事に解決しました」と報告していた。