2月23日にスペインのバルセロナ・サーキットで開幕を迎えた2022年シーズン第1回目となるF1プレシーズンテスト。セッション開始と同時に多くのチームのマシンがコースインし、これまで実車の姿を披露していなかったオラクル・レッドブル・レーシングの2022年型マシン『RB18』も走行を開始した。
2月10日に全10チームの先陣を切って発表されたレッドブルの2022年型マシン『RB18』。発表会はアメリカのIT企業であるオラクル・クラウド・インフラストラクチャーのタイトルスポンサー就任など大規模なものだったが、お披露目されたRB18は、先にFIAが発表していたベースモデルほぼそのままということもあり、実車の登場が待ち望まれていた。
発表会後にレッドブルはニューマシンのシェイクダウンを実施したとみられているが、非公開のため画像などは公開されず、マシンの詳細は不明なままとなっていた。しかし、23日から開始された第1回目のF1プレシーズンテストにRB18の実車が登場し、マックス・フェルスタッペンがステアリングを握りバルセロナ・サーキットを走行した。
サーキットに登場した実車版のRB18は、発表会でお披露目されたマシンとはカラーリングこそほぼ同様で、17日に発表された新パートナーである暗号資産取引所バイビットのロゴも入れられている。しかし、サイドポッド下部の処理やエンジンカウルの絞り込み、フロントノーズ先端の穴など、マシン細部の形状は発表会でのベースモデルとは大きく異なっている。
レッドブルはバルセロナ・サーキットで行われるF1プレシーズンにおいて、初日である23日はフェルスタッペン、24日はチームメイトのセルジオ・ペレス、最終日となる25日は両ドライバーがRB18のステアリングを握る予定だ。