トップへ

【特集】2022年のバイク事情 第7回 冬のバイク乗り約400人に聞いた! マストバイ防寒アイテム10選!

2022年02月22日 15:01  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
冬はバイク乗りにとって一番つらい季節ですが、それでもツーリングに出かける猛者もいます。なぜなら、湿度が低く澄んだ大気は景観も美しく、ちょっとした冒険気分も味わえるから。寒さを乗り越えた先に待っている温泉やグルメも最高でしょう。



一方で「ツーリングだったら楽しいけど、毎日の通勤通学は景色どころじゃないよ!」という方もいるはず。どちらにせよ冬の防寒対策はバイク乗りにとって重要ですが、ほかのバイク乗りはどんな冬支度をしているのでしょう?



今回は、マイナビニュース会員のバイク乗りたちに行った防寒対策アンケートの中から「マストバイ防寒アイテム10選」を紹介します。


二輪免許とバイクの所持率は?



まずは、マイナビニュース会員の「自動二輪免許の所持率」と「免許所持者のバイク所有率」を紹介しましょう。

Q.あなたは自動二輪免許を持っていますか?


はい ―――46.5%

いいえ ―――53.5%



Q.現在、バイクを持っている、もしくは持っていましたか?


はい ―――84.1%

いいえ ―――15.9%


アンケートに答えていただいた会員の中では、4割を超える方が自動二輪免許を取得しており、その中で8割を超える方がバイクを「持っている」、または「過去に持っていた」という結果になりました。

ライダーの身体からバイクまで、具体的な冬の防寒対策は?



それでは、実際にバイクに乗っていた経験を持つ会員たちは、どのような防寒対策をしていたのでしょうか? 詳しく紹介しましょう。

○Q.冬にバイクを利用する際には、どのような防寒対策をしていますか?(複数選択可)


防寒アイテムを身に着ける ―――91.3%



グリップヒーターを取り付ける ―――26.2%



バイクをカスタムする ―――20.1%



その他 ―――3.8%


寒さが一番こたえるのはライダー自身なので、ウェアを中心とした防寒アイテムを身につけるのが当たり前といえますね。具体的なアイテムは次項で紹介しますが、多くのバイクはハンドル廻りが露出して指先が冷えやすいため、4人に1人はグリップヒーターを装備しています。そのほかの「バイクをカスタムする」は、スクリーンやカウリングなどの防風対策や、電熱アイテムの電源を車体から供給するための改造でしょうか。

グローブやアウターなど、どんな防寒アイテムを使っているか?



ライダー自身が身につける防寒アイテムにはグローブやアウターなど、さまざまなものがあります。具体的にはどのようなものの利用率が高いのでしょうか?

○Q.どのような防寒アイテムを使用していますか? (複数選択可)


1位:防寒用グローブ ―――77.4%



2位:防寒用インナー ―――68.8%



3位:防寒用アウター ―――63.5%



4位:ネックウォーマー ―――54.3%



5位:カイロ ―――46.8%



6位:フェイスマスク ―――40.9%



7位:ロングタイツ ―――33.1%



8位:レッグウォーマー ―――29.8%



9位:防寒用インソール ―――29.5%



10位:アンクルウォーマー ―――18.4%



その他 ―――13.9%


寒い中で長時間バイクを運転していると、真っ先に耐えられなくなるのは冷たい走行風が直撃する指先ですね。ブレーキやクラッチレバーも金属製なので、冷えてくると触れるのも苦痛になってきます。レバーを握らないようにしたり、指先の感覚や動きが悪くなってくるとアクセルやブレーキ操作にも影響が出るため、安全面も考えれば防寒用グローブは必須アイテムといえるでしょう。

インナーやアウター、ネックウォーマーといった定番の防寒アイテムでは、昔からバイク専用に開発された高機能ウェアがありますが、スキーやキャンプなどのアウトドア用品を使う人もいます。また、最近では工事・工場作業向けの作業服でも優秀な機能とデザインを持ったものがあり、コスパもよいため人気を集めているようです。

冬は手放せない! おすすめの防寒アイテムは?



身につける防寒アイテムはさまざまなものがありますが、会員のバイク乗りの方々が「これはおすすめ"」「意外と使える!」という用品を紹介します。

○Q.おすすめの防寒アイテムを教えてください(自由回答)

■顔や首回りも意外と寒い


男性/37歳

千円くらいで買えるネックウォーマー



女性/40歳

ネックウォーマーかマフラーは必須



男性/49歳

ユニクロのネックウォーマーはおすすめです



男性/49歳

ネックウォーマーがあればなんとか耐えられる



男性/55歳

顔は覆面したほうがよいです



■下着などのインナー


男性/43歳

ももひき



男性/62歳

スキー用のインナー



女性/31歳

しまむらの裏地あったかパンツ



男性/45歳

タイツを履かないと無理です!



女性/50歳

グンゼの防寒下着はおすすめ。また、ワークマンの下着も非常に機能的であたたかいと思います



■ジャケットなどのアウター


男性/54歳

ワークマンの防寒用のアウター上下の保温効果はとても高いです



男性/38歳

エルフの防寒ジャケットは風を通さない



男性/37歳

ダウンジャケット



男性/43歳

モッコモコで軽いダウンジャケット



男性/59歳

ユニクロのエアリズムとウルトラライトダウン



■カイロや電熱で温める


男性/51歳

値段が安いカイロを購入して使用している



男性/61歳

ドラッグストアで売っているカイロは安価であり、性能面でも侮れないと思うので、常にストックしている



男性/37歳

電熱インナーシャツ



男性/41歳

RSタイチのeヒートはおすすめ。電熱であたたまるので防寒には最適



男性/49歳

電熱グローブと電熱ウェアインナージャケットは冬は常時着けていますね



■とにかく重ね着


女性/55歳

一般的な厚着です



男性/65歳

アウターの下に薄いダウンを着る



男性/59歳

ユニクロのヒートテックの二枚重ねは温かい



男性/67歳

外側も大事だけど内側をしっかり着込むことじゃなかろうか(ももひきとか)



男性/57歳

二重手袋。洗い物につかうビニール系手袋に軍手を重ねる。真冬でも寒くありません。手先が一番つらかった



■風を通さないカッパやスキーウェアも使える


男性/34歳

ごっついカッパ



男性/35歳

ワークマンの風を通さないカッパが保温性を高めてくれて便利



男性/26歳

スキーウェアを着たときもあります



男性/56歳

ナイキ、アディダス等、スポーツ系のダウンジャケットが見た目、機能性が良いと思う



男性/58歳

100均で売っているサウナスーツ



意外におすすめの「ネックウォーマー」。もはや「防寒グローブ」は当たり前?



アンケートの結果では、意外に「ネックウォーマー」をおすすめする会員が多かったようでした。確かにカウル付きのバイクでは冷気がヘルメットの下から入り込んできますね。

首周りの防寒といえば「マフラー」ですが、バイクの場合は電柱や標識、ほかの車両などに引っかかる恐れがあるため、上着の中にしまう人がほとんどです。それよりも簡易な形状の「ネックウォーマー」や、バイク用に作られた長めの「フェイスマスク」の方が使い勝手はよいでしょう。



また、インナーやアウターでは、バイク用ウェアでなくても、ユニクロなどで買える一般的な防寒下着や、アウトドア・スキーウェアなども効果があるようです。基本はこういった防寒ウェアの重ね着ですが、あまり着込みすぎるのも考えもの。動きにくくなって運転に支障が出たり、暑すぎて汗をかいてしまい、それが冷やされて体温を奪ってしまう、といった弊害もでてしまいます。



カウルの有無や形状といったバイクの種類のほか、寒さに対する耐性、身体の動きをどのくらい優先したいか、などの個人差がありますが、冬でも元気に走っているベテランほど、こういったノウハウをたくさん知っているはず。冬のツーリングや通勤ライダーを観察してみると意外な発見があるかもしれません。また、おすすめに「防寒グローブ」はほとんどありませんでした。これは“いわずもがなの必需品”なのでしょう。



さて次回は、これら防寒アイテムの中で、会員が一推しするブランドを紹介します。やはりバイク専用のアパレルブランドにこだわるのか、それとも…?


調査時期: 2021年10月15日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 1,004人

調査方法: インターネットログイン式アンケート(フォルサ)