「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」が、サステナビリティアクションを強める。2月28日まで、全ルーツを公開する「The MOLTON BROWN MUSEUM」を、東京・表参道にオープンしており、モノ作りの思想やハーブの水耕栽培のイメージ展示などでブランドの世界観を発信している。また、環境に配慮して製造する「ボタニカルヘアケアコレクション」からヘアマスク(250mL、税込4620円)を発売し、同時にサステナブルボタニカルハーブのアロマ効果がヘアケアタイムを心身の美と活力を高める“セルフケアリチュアル”な時間に導くことを提案する。
The MOLTON BROWN MUSEUMは、南青山「VULCANIZE LONDON @ THE PLAYHOUSE」で開催。エリザベス2世女王陛下より英国王室御用達指定証(Royal Warrant)を授与されたフレグランス作りへの思想や、天候の影響を受けず最小限の資源で栽培可能な地下水耕栽培で作られる原材料のハーブなどについても解説している。そのほか原点である1970年代のサウスモルトンストリートのサロンの写真なども展示する。
ボタニカルヘアケアコレクションは、2021年10月に登場。髪をナチュラルに美しく保つことに加え、“セルフケアリチュアル”を提案。すっきりしたい時にはフレッシュなネトル、マインドフルネスにはカモミール、 自己肯定感を高めるセルフエンハンスにはアロマティックなフェンネルなど、その日の体調やなりたい自分に合わせて選べるシャンプーとコンディショナー全7品を展開してきた。
このほど発売したヘアマスクは、ダメージヘア向けの「ファンネル」シリーズから発売。フェンネルのアロマティックな香りに、ラベンダーをプラスしたフローラルノートが特徴だ。原料のハーブはこれまで同様に地下水耕栽培を採用し、ボトルの原料もほかアイテムと同じ、100%使用済みの再生プラスチックを使用している。
小野りりあん×LOVEのトークイベント開催 また新製品発売とミュージアム開催を記念して、環境アクティビストとして活躍するモデルの小野りりあんさんと、 シンガーソングライターのLOVEさんを招いたトークイベントを開催した。セルフケアリチュアルである普段のケアについて、りりあんさんは「セルフケアが私自身のテーマのタイミングだと思っています。地球や社会のことと並行して自分のケアも大事だと感じ、最近は毎朝、筋トレをしてその後、ヴィーガンのプロテインを飲んでいます。夜もいい香りを焚いてストレッチして寝ていますね」と楽しみながらセルフケアを行なっているという。LOVEさんは「コロナ禍になり、より食事と健康に気をつけるようになり、加工食品を食べていません。肌につけるものは必ず無添加を使っています」とコメント。
ボタニカルヘアケアコレクションをバスタイムに使った感想は、「蓋を開けた瞬間にナチュラルな香りが漂い、匂いで癒やすということを考えられたブランドだと思いました」と、りりあんさん。LOVEさんは「香りはいくつかの層があって豊かになると思うんですが、イングリッシュガーデンはいろんなワイルドなハーブがたくさんあり、その濃厚な雨上がりの香りが広がったという感じでした」。さらに香りは、朝に使うとその香りが1日の活動につながり、夜のバスタイムに使うと思考をオフへと導いてくれる、セルフケアとスイッチチェンジャーだと表現した。
モルトンブラウンのサステナビリティの取り組みについては、「課題や目標を掲げているところがすばらしいし、参考になると思います」と2人は口を揃えた。