2022年02月21日 06:01 リアルサウンド
佐々木蔵之介が、2月28日放送のフジテレビ系月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』の第8話にゲスト出演する。
『月刊フラワーズ』(小学館刊)で2016年に連載がスタートした田村由美による同名コミックを原作とした本作は、主演の菅田将暉演じる天然パーマがトレードマークの主人公・整が、淡々と自身の見解を述べるだけで事件の謎も人の心も解きほぐしていく、令和版・新感覚ミステリー。
佐々木が演じるのは、整(菅田将暉)が参加するミステリー会のメンバーの橘高勝。第8話では、友人の別荘で行う「ミステリー会」に出席しないかと大学の准教授の天達(鈴木浩介)に誘われた整が、なぜか大隣警察署の巡査・風呂光(伊藤沙莉)と一緒にその会に参加することに。別荘には天達の学生時代の同級生やミステリー好きの知り合いたちが集まっていた。そのひとりである橘高は、天達の元同級生で学生の頃は文武両道で女性にもモテ、現在は市役所に勤めている、ごく普通の公務員だ。
佐々木がフジテレビの月9ドラマに出演するのは『シャーロック』以来2年ぶり。菅田とは初共演となる佐々木は「僕が作ろうとしている橘高を、セリフのやりとりを通じてきちんと整=菅田君が導いてくれるので、特に後半では随分助けてもらいました(笑)。もちろん、謎解きをしている時も全体を引っ張ってくれるのは流石だなと思います」と語っている。
■佐々木蔵之介 コメント
・出演が決まって際の思い
大人気コミック原作で菅田君が主人公のドラマだと伺って、とても楽しみでした。原作を拝見して緻密で繊細に描かれた登場人物、ストーリーはとても魅力的で山荘というワンシチュエーションで巻き起こる“ミステリー”の世界に引き込まれました。山荘編の舞台化が頭に浮かび、田村先生に舞台の戯曲をお願いしたいと思ったくらいです(笑)。今回、この作品に参加できたことは本当にうれしかったです。
・橘高勝はどんなキャラクターか
台本も原作同様、とても丁寧で細やかに描かれていました。橘高は、学生の頃はそれはそれはパーフェクトな人間でしたが…どこまで話して良いのか説明が難しい(笑)。橘高と天達、蔦薫平(池内万作)の3人が同級生という設定ですね。学生だった頃から年月が経過して、社会人となった今では状況が違っている。3人の関係性がどうかわったのか? その面白さがあります。
・ストーリーの注目点
山荘で起きる“ミステリー”なんですけど、最初は何が怪しいのかがまだわかりません。視聴者のみなさんも“何が起こっているんだろう?”と思いながら見ていくことになります。そして、途中でストーリーが導いていくところが“ここかな?”と思えるのですが、“いや、こっちかも?”と、何となく見えてくる。それを整が引っ張って行くのを、みなさんも追っていくことになります。ストーリー展開は裏切られたというより、どんどん奥に奥に、深く深く入っていくところが面白いと思います。派手な展開ではないのですが、非常に丁寧に描かれたミステリーであり、サスペンスになっています。
・撮影を通しての感想
今回は、基本的に順撮り(ストーリーの最初から順番にシーンを撮影する)ですので、橘高の心の動かし方は演じやすくして頂きました。ただ、基本山荘の中だけで進んでいくストーリーなので、画的に代わり映えがしないのではないか?と恐れつつ……まぁ、これは恐れることではないのですが(笑)、だからこそ、しっかり脚本に描かれているセリフのどこにポイントを置いたら良いのか?とか、相手のセリフにどう反応するのか? を大事にして演じなくてはいけません。セリフがない時に視線をどこに向けるのか? リアクションはどのくらいにするか?演出も、僕たち出演者も、すごく繊細に緻密に構築していかなければいけない。程よい緊張感を楽しみながらの撮影でした。
・菅田将暉の印象
菅田君は整というキャラクターも含め、作品全体を俯瞰で見てくれています。僕が作ろうとしている橘高を、セリフのやりとりを通じてきちんと整=菅田君が導いてくれるので、特に後半では随分助けてもらいました(笑)。もちろん、謎解きをしている時も全体を引っ張ってくれるのは流石だなと思います。
・視聴者にメッセージ
ストーリーはもちろん、セリフ・視線・仕草。隅から隅まで、是非お見逃しなきよう。諸々の用事はお済ませの上、ご覧くださいね(笑)。
(リアルサウンド編集部)