「この会社では成長できない」と感じて仕事を辞めたくなることがある。キャリコネニュースに寄せられた、技術職(電気・電子・機械系)の40代男性からの声を紹介する。(文:コティマム)
※キャリコネニュースではアンケート「会社をやめようと思ったエピソード」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/EYERWBZ9
「不良品ができたら『改善策』と称して仕事量を増やすだけ」
男性は、プリント基板のはんだ付け作業の仕事をしている。男性は、「まだ辞めてないけど、会社内の環境が変わらなければ辞める予定です」と転職活動中だ。仕事内容や環境について、「ただの奴隷ですね」と語る。
「実際、安い給料で長時間同じ作業させるだけ。しかも上の人たちは作業場の真の大変さを知らないから、不良(品が)できたら『改善策』と称して仕事量を増やすだけ。作業量減らして効率的にしようって考えすらない。『改善提案』って名前だけの提案書もあるが、現実は『改善済み提案』……。はい、改善には全く役に立ちません!」
男性は職場に退職したい旨を伝えた。
「自分が辞めると言い始めたら、『退職届を出してから(辞められるまで)2か月』とか言ってましたけど。実際、他の退職者たちは1か月かかってない位でいなくなってます」
「抜け出そうと決めました」
男性は、「最近になって(会社が)ようやく話を聞いてくれるようになりましたよ。正直かなり遅い」と明かす。なんとか退職に向っているようだ。
「成長できない会社に残る意味ないですよね。40過ぎのおっさんですが、そう考える。あの集団にいてあの考えについて行ったら『自分がなくなるなー』と精神的に思った。抜け出そうと決めました」
男性は職場について「昭和時代の小学校や中学校の団体生活」と表現する。最後に
「それが未だにこのような形で残ってるのは悲しいですねー。そりゃ生産業、特に作業者は人がいなくなる訳ですよ……」
と突き放すように綴っていた。