キャリコネニュースでは、手取り月収20万円以下の読者から、現在の生活や将来の見通しについて投稿を募っている。
「正直、1人で暮らしていけないレベル。今は実家暮らしだから問題ないが」
そう語るのは、手取り月収が15万2000円だという20代後半の女性だ。(文:福岡ちはや)
「昇給も500円ほどしかない。情報系やデザイン系の資格を持っているが、手当はない」
女性は神奈川県在住で、現在はIT企業に勤務しているが、「社会人経験者で、専門学校を卒業して働いている。以前はまったく別の業種・業界で働いていた」と経歴を明かす。約15万円の手取りの内訳は
「基本給が10万円で調整手当が5万円」
だという。首都圏の給与水準かと疑いたくなるほどの基本給の低さだ。
「昇給も500円ほどしかない。情報系やデザイン系の資格を持っているが、資格手当はない。土日祝日は休みで今のところ休日出勤もないが、webディレクターとデザイナー、コーディングを1人で受け持っているので、忙しいときは会社の建物が閉まる時間まで働いている」
と労働条件も酷い。さまざまな業務を1人でこなすスキルの持ち主なら、もっと他に高い給与を出してくれる会社もありそうだが……。女性も現在の職場に限界を感じているようで、
「前任者もおらず、職場でのスキルアップは望めない。長く続けていくことはできないと考えている」
と胸中を綴る。20代後半という年齢も考えると、早めに身の振り方を考えたほうがよさそうだ。