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新生活は防災対策から! ライフスタイル別に東急ハンズがアドバイス

2022年02月16日 13:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
○災害後では防災用品が買えないかも!



大型台風や大地震などの災害があると、防災アイテムの買い占めが起こり、コンビニやスーパーでも食料や水まで品薄になることがあります。防災の重要性を知りながらも、実際には備えができておらず、いざ起こってから慌てる人が少なくないのでしょう。



だから、今から「最小限の備え」から始めましょう。防災士の意見も取り入れながら多くの防災アイテムを扱う東急ハンズ防犯・防災用品担当バイヤーの別府さんに聞きました。

一人暮らし、二人暮らし、子持ち世帯と3ケースに分けて、お勧めアイテムをご紹介します。


○一人暮らしにお勧め防災アイテム



別府さん「一人暮らしの方は、『自分一人ならなんとかなるだろう』と、災害対策をおろそかにしがちな傾向があります。また、ワンルームなど、それほど広くない部屋に住んでいるケースが多いため、『備蓄場所がない』という悩みもよく聞きます。そこで、コンパクトで置き場所を取らないもの、1つのアイテムで複数の機能が果たせるものを選ぶといいと思います」。

○お勧め(1)「防災バッグ 防災対策30点セット(山善)」(4,378円)



比較的軽めのリュックの中に、30点の防災アイテムが詰め込まれています。やや空きスペースがあるので、食料や水を自分で足せば、一人用の最小限避難セットが完成。ガムテープやカッターなど、意外なアイテムも入っています。


イチから自分で防災バッグを作るのでは気が付きませんが、災害時や避難時に役立ちそうです。防災バッグを買ったら安心しておしまい、ではなく、一つひとつ手に取って点検し、どう使うかを想定しておくといいでしょう。メーカーのサイトに使い方をガイドするページもあります。


○インテリアにこだわる二人暮らしにお勧め防災アイテム



別府さん「いかにも防災グッズ! というデザインではなく、部屋のインテリアとしてなじむものが増えています。デザイン性を重視するカップルやご夫婦などの二人暮らしにピッタリのサイズ感、おしゃれなデザインのものを選び、日常的に使う習慣を付けると、いざという時に役立ちます」。

○お勧め(2)「クッション型多機能寝袋SONAENO(プロイデア)」(1万2,800円)

防災のプロ監修のもとデザインされています。普段はクッションとして部屋に置き、災害時に避難所で過ごすことになったら寝袋として活躍。顔が隠れる大きめのフード付き、内側に貴重品を入れるポケットがあるなど、細かな工夫がなされています。


○お勧め(3)「キャリー・ザ・サン ウォームライト ホワイトM」(4,180円)



和風、洋風を問わず、どんなインテリアにもマッチするおしゃれなLEDライト。置き場所や時間帯に合わせて調光もでき、ソーラー充電式という有能な一品です。


○子持ち世帯にお勧め防災アイテム



別府さん「災害時など、環境が変わると、大人以上に子どもは不安になるものです。そんな時でも、普段から食べなれたお菓子や、子どもが好む味付けの食べ物があると安心です。



家族の人数や住環境に合わせて用意するとかなりの量になりますが、日常的に食べて、また新しく買う『ローリングストック法』が理想的です」。

○お勧め(4)「厚焼きたべっ子どうぶつ(ギンビスxIZAMESHI)」(475円)


ロングセラーの「たべっ子どうぶつ」の製造より5年の長期保存ができる防災バージョン。普通のたべっ子どうぶつはバターが香るリッチな風味のビスケットですが、こちらはプレーン味。



一般的な防災用の固焼きビスケットよりも厚く、食べやすく、何よりかわいらしい。防災用にしか入っていない特別な動物が入った缶もあるとのこと。



※すべての缶に入っているとは限りません


○取材協力:株式会社東急ハンズ 別府さん


防犯・防災用品、ホビー・クラフト用品担当バイヤー。2014年の入社後、店舗の売り場担当やイベントの企画運営担当を経て、2018年よりバイヤー職に従事。画像提供:東急ハンズ


木村悦子 きむらえつこ 出版社勤務後、編プロ「ミトシロ書房」創業。紙・Webの企画・編集・執筆を行う。著書に『入りにくいけど素敵な店』『似ている動物「見分け方」事典』など。関心領域は、食文化・動物学・占いなど。 この著者の記事一覧はこちら(木村悦子)