手取り14万2000円で栄養士として働く20代後半の女性(年収およそ250万円)が、「整形を繰り返していた」という過去をキャリコネニュースに明かしてくれた。埼玉県で暮らす女性は正社員・職員だが
「仕事内容と手取り額が見合っていないなとたまに思う時があります」
と語りだした。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「貯金が底をつきそうになった時に、このままじゃダメだと」
ふだん、「化粧品や洋服など欲しくても買えない」ため、友人が新しく購入したものを見たり聞いたりすると「羨ましい」と語る。
「何度も、もっと手取りが多かったらいいなと思う時がありました。しかし、少ない給料で良かったのかなと思う時もあります」
この複雑な気持ちに至った理由は、いままでのお金の使い道だ。「仕事を始めて最初の一年二年は給料が入る度に化粧品や洋服、ゲーム、外食など」に使っていたという。そのうえ、美容整形にもハマっていた。
「私は自分の顔にコンプレックスを抱いていたので、一生懸命貯めたお金で美容整形もしてきました。最初は目だけと決めていたのですが、一度してしまうと欲が出て、他の箇所もしたくなるようになり、鼻や涙袋などの整形を繰り返していました」
しかし、あるとき自身の金銭感覚を見直す瞬間があったという。
「貯金が底をつきそうになった時に、このままじゃダメだと気付いて辞めました。この少ない手取りで、貯金していくためには何を我慢して、何に使っていけばいいのか考えるようになりました」
そういう面では、「ある意味給料が少なくて良かったのかもしれません」と女性は自分に言い聞かせるように綴っていた。
「安定した生活を送るためには、年収の高い方と結婚するしかない」
現在実家に暮らしているという女性。貯金も少しずつ出来ていたが、春から転勤のため一人暮らしをする事になった。
「家賃は会社が負担してくれるそうなのですが、家電や日用品など全てゼロから揃えなければならないので、かなりの出費が大きいです。何度も転職を考えましたが、昔から夢であった栄養士という仕事を辞めたいとは思えませんでした」
仕事にはやりがいを感じている様子だが、このままでは立ち行かないとも考えているようで
「将来、安定した生活を送るためには、年収の高い方と結婚していくしかないと思い、婚活も始めました。きっと想像よりも大変な生活を送るかもしれません。不安もありますが、なんだかんだ楽しみです」
と未来への希望を綴っていた。