世帯年収1000万円で多子世帯の生活とは、どのようなものなのか。同世帯年収の40代後半女性(北海道/その他/正社員)は、
「大学生2人、高校生1人、小学生1人で、それぞれ仕送りや部活でギリギリの生活」
と子ども3人を育てる苦労を語った。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは世帯年収に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/CPG04M4S
「仕送り額も増やさざるを得ない状況で、借金だらけ」
ただでさえ子ども関連の出費でやりくりが難しいなか、コロナ禍がさらなる追い打ちをかける。女性は家計の危機的状況をこう明かした。
「大学生の子はアルバイトしてくれてますが、コロナの制限でできない期間があっても、親の年収が邪魔して大学生の手当を受けられず。仕送り額も増やさざるを得ない状況で、借金だらけ。ボーナスも出ましたが、去年よりはかなり少ない。来年本州への進学が決まりましたが、引越し代や学費などで先行き不安です」
同じく北海道在住で、世帯年収1000万円という50代前半の男性(その他/正社員)は、
「子どもが5人おり、非常に厳しい生活です。最近、私立高校の授業料の助成もありますが、子どもが3人以上は一律になっていたりするので、子ども1人あたりをしっかりカウントしていただいける制度設計をお願いしたい」
と切実に訴えていた。