「車のローンなどの支払いが遅れて、『支払いできてませんよ』って連絡が来たりしてるけど、現金がなくて支払えず。給料日まで待ってもらうなどして何とかやりくりしてます」
こう語るのは、北海道在住で20代後半の男性(サービス系/正社員)だ。彼の月給は手取りで18万3000円。男性はキャリコネニュースに、厳しい生活状況を投稿してくれた。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「将来結婚するにしても、子どもは無理かな」
手取り20万円を切る生活は、何かと気苦労が多い。
「有料駐車場はお金が足りるか心配で停められなかったり、心身ともに疲れることが多いです。 仕事は早くて5時半に出勤するのに、19~20時まで残業することもあります。これから冬になるにつれてガス代が上がってくので、生きていけるか不安に思うことも多々あります」
長時間労働と生活苦によるストレスは、相当なものだろう。とはいえ男性はまだ独身で、一人暮らしの身だ。実家を頼ることはできないのだろうか。男性は、
「実家暮しだとお金の心配はないですが、職場まで40~50分かかるので、それはそれで苦しいのです。将来結婚するにしても、子どもは無理かなと思っております」
と苦境を語った。たしかに早朝5時半から20時までの勤務で、往復1時間半ほどの通勤はあまりに酷だ。現状の労働環境が少しでも改善されるといいのだが。