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BTS J-HOPE、誕生日を前に考える多くの人に愛される理由 日々を照らす笑顔とメンバー愛、華麗なダンススキル

2022年02月13日 10:01  リアルサウンド

リアルサウンド

BTS「Permission to Dance」

 BTSのJ-HOPEの誕生日が、今年も2月18日に迫っている。毎年、誕生日当日は世界中のARMY(ファン)が協力して、街頭広告の出稿、ランドマークのライトアップ、イベント実施など、“センイル(誕生日)企画”が盛り上がりを見せる。その熱量は、なかなか直接会うことが難しい現在も変わらない。


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 そうしたARMYの愛情に応えるべく、J-HOPEも誕生日当日はライブ配信を行なうのが恒例となっている。2021年はアクセスが集中し、配信サイトのサーバーが2度も落ちてしまうという思わぬ形で人気ぶりを示すことに。今年は、スムーズにコミュニケーションを取りながら楽しい時間が過ごせることを願うばかりだ。


 そこで今回は、誕生日を直前に控えた最近のJ-HOPEを振り返りながら、なぜ彼がここまでたくさんの人から愛されるのかを改めて紐解いていきたい。


■日々を照らす笑顔と感謝の気持ち


 J-HOPEを思い浮かべるとき、きっとその顔はニコニコと笑っているのではないだろうか。2月6日、Instagramに投稿された複数の写真の中でも、5枚目にあるクシャッと目を細めて笑う姿が多くのARMYの心を掴み話題となった。


 J-HOPEの笑顔を見ると、ついこちらもつられて笑いそうになってしまう。それは、いつも心から楽しんでいることが伝わってくるからかもしれない。その満たされた気持ちというのは、周囲にも伝播するような気がするのだ。


 「何事にも感謝しながら生きないと! 僕の人生のモットー!」とは、2021年のセンイルライブで語られた言葉。誕生日についても、親には感謝してはいるもののそこまで特別に考えていなかったというJ-HOPE。だが、「デビューしてからとてもたくさんの愛をもらったから本当にうれしいです。僕は本当に幸せ者です」と話していた。


 今やグローバルスターとなった彼らの日常は、私たちが想像するよりもずっと厳しいものかもしれない。それでも久しぶりの休暇に、たくさんの写真を撮り、それをARMYへと届けてくれる。そのサービスマインドは、BTSのJ-HOPEであることへの感謝と、その日々を「幸せ」だと楽しむことができるまっすぐさがあればこそ。


 そんなJ-HOPEが貫くスタンスの軸は、まさに彼が名前に掲げているように、どんな逆境にも効くHOPE(希望)。昨今の不安定な社会情勢を前に、J-HOPEの笑顔に救われている人も少なくないはず。そんなJ-HOPEが残したという名言もまた心に響く。


「忘れないで、あなたはあなた自身の人生のリーダーであることを。そして、『自分はできる』『大丈夫』『うまくやれる』『誰よりうまく成し遂げられる』と何度も自分に言い聞かせるのです」(※1)


 J-HOPEが発電するポジティブなエネルギー。その燃料は、愛する人たちと共に笑うこと。J-HOPEの笑顔を見ていると、そんな人生における大切なことを思い出させてくれるようだ。


■BTSを光らせる華麗なダンススキルとメンバー愛


 J-HOPEといえば、言わずもがな「振り付け隊長」の異名を持つBTSのダンスリーダー。2月1日に公式YouTubeチャンネル「BANGTANTV」でアップされた「[EPISODE] BTS (방탄소년단) @ 2021 American Music Awards」の動画を見ても、リハーサルから妥協のないパフォーマンスを見せるJ-HOPEの姿を確認することができる。


 彼の動きで目を引くのは、常に重心を低く保つフィジカルの強さ。普通の人ならばぐらついてしまいそうな体勢にも関わらず、柔らかく素早い動きをして見せる。単に立ち位置を移動するシンプルな動きでも、関節ごとに固定された複雑な動きで楽しませる。さらに、停止した状態でもかかとをしっかり上げ、手の指をめいっぱい広げるなど、細かなところまで気を抜かない。そうした繊細かつ遊び心のある動きは、何回見ても新たな発見があるから楽しい。


 動画内でも「さっきのJ-HOPEさんのように」と、メンバーの動きが調整されるシーンもあった。常に進化を続けるJ-HOPEの動きは、BTS全体のパフォーマンスを磨き続けているといっても過言ではないだろう。


 「体を動かさないと逆に調子が悪い」と笑うJ-HOPEは日頃からリアクションも大きく、メンバーが森の中で自由に過ごすリアルバラエティ『IN THE SOOP2 シーズン2』においても、部屋決めジャンケンで即興でオリジナルダンスを披露し、メンバーも一緒になって踊りだしていた。ステージ上でも素の場面でも、J-HOPEがいることで、その場にいるみんなの体も心も柔らかくほぐれているように見える。


 また、いつもBTSをパフォーマンス以上に緊張させているのがインタビューだ。動画内でも英語でスピーチの練習している様子が映し出される。そのときも、J-HOPEは笑顔でオーバーリアクションをしてみたり、固くなるVにツッコミを入れてみたりと、その場を和ませようとしているのがわかる。


 自らもステージに立ちながら、J-HOPEにはメンバーを光らせたいという献身的な姿勢を感じる瞬間が多いのだ。1月25日にアップされた「[BANGTAN BOMB] Photographer Hobi – BTS (방탄소년단)」でも、JIMINやJINをスマホで撮影しているように、ちょっとした瞬間にもメンバーの魅力をARMYに伝えようとしてくれる。


 2019年、福岡のホテルから配信されたセンイルライブでは、J-HOPEのもとに駆けつけたメンバーにばかりカメラを向けてしまい「誕生日なのにJ-HOPEさんが映ってないですよ」となったこともあった。


 BTSを愛し、輝きを増すBTSのJ-HOPEでいることを幸せに思う。そんなJ-HOPEの中にある好循環は、BTSを応援しながら、成長していく彼らを誇りに思うARMYたちと共鳴する部分なのかもしれない。これからも、J-HOPEの笑顔が、ダンスが、そして愛情深さが、ARMYと共に楽しいBTSライフを紡いでいくに違いない。


※1:https://www.cosmopolitan.com/entertainment/celebs/a37492645/best-bts-quotes/、https://www.cosmopolitan.com/jp/k-culture/korean-entertainment/g37605796/bts-quote/?slide=3(佐藤結衣)