トップへ

日本で売れる? ジープがピックアップトラック「グラディエーター」発売へ

2022年02月12日 12:02  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
FCAジャパンはジープのピックアップトラック「グラディエーター」を日本に導入する。2021年11月30日に受注を開始しており、発売は2020年4月の予定。日本で買えるピックアップトラックといえばトヨタ自動車「ハイラックス」くらいしか思い浮かばないが、なぜジープの新顔が日本に入ってくるのだろうか。


○日本の一部ファンが歓喜? ピックアップの選択肢が増加



ジープには「ラングラー」という本格オフローダーがあり、日本でも人気が高い。ラングラーの市場規模は日本が米国に次ぐ世界2位だ。グラディエーターはラングラーの兄弟車で、見た目はラングラーの後ろを伸ばして荷台を作り、タイヤを後方に移動させた感じ。2018年11月のロサンゼルスモーターショーで発表になると日本国内でも「カッコいい!」「欲しい!」といった声が沸き上がり、FCAジャパンにはディーラーから「なぜ日本に導入しないの?」との問い合わせが入ったそうだ。



FCAジャパンとしてはグラディエーターを望む顧客の声を重視。さらには、グラディエーターがブランドを象徴する1台になりうると考え、「ラングラーほど売れるとは思っていない」(FCA担当者)ものの、日本導入を決めたという。


日本に入ってくるグラディエーターは最上級グレード「ルビコン」の1種類のみ。価格は770万円だ。2022年11月30日の受注開始からこれまでに、約200台の注文が入っているという。



グレードは1つだけだが、ボディカラーは8種類(日本導入リリースには9色と書いてあるが、その後に1つ減ったらしい)で、内装はブラックとブラック/ダークサドルの2種類から選べる、純正のアクセサリーが豊富にそろっているので、乗る人の個性や好みを反映する余地は大きいはず。もちろん、日本ではピックアップトラックに乗っているだけで目立てる。


これまで、日本でグラディエーターを手に入れるには並行輸入のクルマを買うしかなかったわけだが、これからはFCAジャパンが輸入したものを購入できる。これなら色が選べるし、ジープのサービス網も活用できるし、メーカーによる保証も受けられる。おそらく値段も、並行輸入で入手するより安く済むのでは、というのがFCAジャパン担当者の見立てだ。(藤田真吾)