幼いころから「慶應」に入りたかったという読者から、キャリコネニュース編集部にこんな受験エピソードが届いた。投稿主は東京都に住む30代後半の男性。小学校受験で慶應幼稚舎に挑んだものの、「受験当日に39度の高熱」が出たという。(文:okei)
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最終的には早稲田大学に進んだが「悔やまれる学生生活」
結局、慶應のほかに受験予定だった学校は全てキャンセルした。しかし、男性の挑戦はここで終わらなかった。
「中学受験で慶應3校+滑り止めを受験。受験前日から38度の発熱。全て受験校は受けきるも第4志望以降しか合格せず」
大事な場面で何故か高熱を出す男性。それでも、合格した中高一貫校には進学できた。次に挑むのは大学受験だが……。
「大学受験は、浪人が許されない経済的な事情により、高校3年生時に一般受験から指定校推薦に路線変更。上位獲得者が、私大歯学部、慶應の推薦を提出しており、最後まで夢叶わず早稲田へ」
指定校推薦は学校によって枠が限られており、大抵は成績上位者から希望通りに決まっていく。男性はこの枠に入れなかったわけだが、この後「慶應志願者は、不祥事を起こし推薦破棄」というまさかの事態が起きた。しかし男性は「滑り込み、リプレイスを直談判するも叶わず」と悔しげに振り返る。
とはいえ、早稲田への推薦が通ったのだから十分では?とも言えないだろうか。現在は営業職で、年収およそ1200万円だという。それでもとにかく「慶應」に対するこだわりが強い男性は、最後まで
「一般受験に間に合わせられなかった自分が全て悪いが、悔やまれる学生生活」
と執着を綴っていた。