現場や従業員のことを考えないブラック企業にうんざりする人は少なくないだろう。愛知県の40代男性(設備・交通・運輸/年収300万円)は、キャリコネニュースの「ブラック企業」をテーマにしたアンケートに、こんなエピソードを教えてくれた。(文:コティマム)
※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV
人員不足なのに増員しない経営者「暇になったらどうするんだ!」
男性は、勤務先の経営者のブラックぶりをこう明かす。
「人員不足なのに『暇になったらどうするんだ!』などと言って、人員増員しない。お陰で毎日12時間労働。年次有給休暇も、『有給は入院などした時に使う物だ!』と言って最低の5日間すら取らせてくれない」
人手不足の中で負担が増えると、従業員の健康にも影響が出てしまう。男性は「なにかあれば残業でまかなえば良いと言う考えの経営者」と憤っている。
「品質落としてもいいから利益率上げて上司の手柄!」
新潟県の50代男性(素材・化学・食品・医薬品技術職/年収300万円)も、
「利益率を上げて、自分(上司)の手柄のためなら部下にしわ寄せなんて当たり前。『お客さま本位のもの作り』と言いながら、品質落としてもいいから利益率上げて上司の手柄!品質が落ちたコトは部下の責任!」
という自分本位の上司に不満が溜まっている。男性は上司のやりたい放題ぶりを次々に並べた。
「人件費削減で担当者の負担が増え、食事時間に現場に残って仕事していても知らん顔。『人件費浮かせて仕事が進んでラッキー』って顔してます。労働基準法は上司の責任ではなく『守らない部下が悪い』。設備投資は安ければ安いほどよく、『性能不足は担当者が補え!』。その後、『新設備導入したから人件費削減する!』って日常茶飯事です」
無茶苦茶な上司の指示でブラック化している会社。部下のモチベーションも下がってしまうだろう。