福井県に住む30代前半の独身女性(流通・小売系/正社員)は、手取り月14万8000円で一人暮らしをしている。地方在住ではあるものの、女性はカツカツの生活を強いられているようだ。(文:福岡ちはや)
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「もろもろ引かれたら月2~3万円しか残りません」
「今の手取り額だったら、地方の安い賃貸で一人暮らしが限界です」と語る女性。現在の生活感について、次のように書いていた。
「田舎なので自家用車は必須だし、ガソリン代、車の維持費、自動車保険も必然的にかかってきます。家族には頼れないので、生命保険もある程度のモノに入らなきゃ不安だし、もろもろ引かれたら月2~3万円しか残りません」
「服もろくに買えないので、ある程度(長く)着れるように、基本買うのはTシャツです。少し破れたら縫ってまた着ます。パジャマは高校ジャージです」
厳しすぎる家計状況を前に「将来なんて不安しかないので、考えるのをやめました」と諦念を語る女性。最後にこう綴っていた。
「個人的に、れいわ新選組が掲げるくらいの政策が現実になったら、お金貯めて、壁が薄くない家に引っ越そうと思ってます」
女性が”壁の厚い家”に引っ越せる日は来るのだろうか。