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ヨシムラとTeam KAGAYAMAがタッグ。JSB1000に渡辺一樹、加賀山就臣は代表・監督に就任/全日本ロード

2022年02月09日 12:11  AUTOSPORT web

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渡辺一樹(YOSHIMURA SERT MOTUL)/2021年全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000
2月9日、株式会社ヨシムラジャパンとTeam KAGAYAMA(株式会社ライドウィン)は、2チームがタッグを組み『YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN』として全日本ロードレース選手権JSB1000クラスへ参戦すると発表。渡辺一樹がJSB1000クラスにフル参戦し、加賀山就臣は代表・監督に就任する。

 ヨシムラは2019年まで全日本ロードJSB1000クラスにフル参戦していたが、2020年は鈴鹿8耐、2021年はFIM世界耐久選手権(EWC)に専念してヨシムラSERT Motulとして王者を獲得。渡辺は開発ライダーを務め、全日本ロードJSB1000にスポット参戦していた。

 チーム設立12年目となるTeam KAGAYAMAは、ライダーが入れ替わることもあったが、JSB1000クラスに加賀山が参戦。2021年は最年長表彰台記録を更新するなどの活躍を見せた。

 そんなスズキのトップ2チームがコラボレーションしスズキ株式会社の協力のもと『YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN』のチーム名でJSB1000クラスを戦う。ライダーは渡辺一樹で、2019年以来のフル参戦となる。また、加賀山就臣は代表・監督に就任する。

 マシンは、2021年にEWCでチャンピオンを獲得したヨシムラSUZUKI GSX-R1000Rを使用し、タイヤはブリヂストンを使用する。

 昨年はJSB1000クラスにスポット参戦ながら、王者中須賀克行に食らいつく走りを見せた渡辺。GSX-R1000Rもロードレースと耐久レースともに高い戦闘力を発揮しているだけにチャンピオン争いが楽しくなるかもしれない。

■加藤陽平(チームディレクター)
「2022年全日本ロードレース選手権・JSB1000に渡辺一樹選手と共にフル参戦する事を発表でき、非常に嬉しく思っております。昨年後半より全日本選手権参戦に向けて彼から熱烈なラブコールを受け、どうしたらこの希望を叶えられるか必死に考え行動しました」

「また全日本選手権参戦に際し、ヨシムラジャパンとして世界耐久選手権参戦チームである『YOSHIMURA SERT Motul』に加え、長年レースシーンを中心に信頼関係を築き上げてきた加賀山就臣氏と共に全日本選手権参戦チーム『ヨシムラ スズキ ライドウィン』を立ち上げることになりました」

「このチームが実現に至るまで沢山の支援者の方々にご理解とご協力を頂いており、皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます」

「JSB1000での戦いに関しては全権を加賀山新チームマネージャーに託し、渡辺一樹選手をチャンピオンにする事を目標に、ライバルチームと共に全日本選手権を盛り上げて行きたいと思います。新チームの活動に皆様のご声援をどうぞ宜しくお願い致します」

■加賀山就臣(チームマネージャー)
「この度『ヨシムラ スズキ ライドウィン』のチームマネージャーに就かせて頂くことになり、とても嬉しく思っています。ヨシムラでは2003年にライダーとして参戦して以来、様々なレースを通し、優勝という嬉しい結果を残したり悔しい思いをしたり、文字通り苦楽を共にしてきました」

「その長い歴史を通して、今までヨシムラとは信頼関係を築いて来られたと思っています。次なるステージとしてのチームマネージャー業も全力で挑み、ファンの皆さんが喜び、記憶に残る結果を出していきたいと思います」

「先ずは、Team KAGAYAMAでの経験値を活かして、ライダー渡辺一樹選手と共に最高のチーム環境を作り、最高のレース結果を目指すべく、ヨシムラスピリッツで全日本ロードレース・JSB1000に挑戦していきます」

「Team KAGAYAMA、ヨシムラの関係者の皆様、そしてファンの皆様、これからも新チームの応援よろしくお願いします」

■渡辺一樹
「2022年に、3年振りとなる全日本ロードレース・JSB1000へのフル参戦が決定し、この発表を前にシーズンインを待たずして既にワクワクした気持ちが湧き上がっています! またヨシムラジャパンとチームカガヤマという、国内スズキの二大巨頭がタッグを組む新チームのライダーとして、日本最高峰の舞台で走れる事を非常に嬉しく思っています」

「昨年、一昨年とマシン開発が主軸となり、レースを戦えない悔しさを改めて痛感する中、2021EWC世界耐久ロードレースのチャンピオン獲得でマシンのポテンシャルが証明され、そのマシンの開発ライダーとしての感性と知識、経験、そしてチーム力があれば、全日本でも優勝はもちろんチャンピオン獲得の瞬間も皆さんに見てもらえると思います」

「このフル参戦は、スズキ、ヨシムラ、チームカガヤマを始めとする多くのスポンサーの協力で実現する事ができました。またこれまで良い時も苦しい時も変わらず支えて下さっている個人スポンサーの方々、応援下さっている皆さんのお陰でチャレンジを続ける事ができております」

「そんな皆さんへの感謝のため、そして自分のライダーとしての威信のため、チャンピオンの座を奪いたいと思います! 応援よろしくお願いします!」

ライダー名/渡辺一樹
参戦レース/2022 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ
参戦クラス/JSB1000クラス《ゼッケン15》
チーム名/YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN
参戦マシン/SUZUKI GSX-R1000R(2021EWCチャンピオン獲得車輌)
装着タイヤ/BRIDGESTONE
代表 監督/加賀山就臣
ディレクター/加藤陽平