2022年02月08日 10:41 弁護士ドットコム
「魔女の宅急便」シリーズで知られ、国際アンデルセン賞を受賞した児童文学作家、角野栄子さんの功績や世界観を発信する児童文学館が2023年7月、東京都江戸川区にオープンする。
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国際的にも評価の高い角野さんの初の文学館とあって期待が高まっているが、そんなファンの気持ちにつけ込んだ「詐欺」が発生しているという。江戸川区は注意を呼びかけている。
江戸川区は「【公式】江戸川区角野栄子児童文学館(仮称)」という名称で、インスタグラムのアカウントを運営している。普段は児童文学館の情報を発信しているが、2月2日に「偽アカウントにご注意ください」として、なりすましのアカウント被害について投稿した。
正しい公式アカウントはつぎのとおり。
https://www.instagram.com/edogawacity_kadonoeiko/
偽アカウントは「_」が「_」とアンダーバーが長かったという(偽アカウントは現在削除されている)。
児童文学館では現在、公式アカウントをフォローして「いいね」をした人の中から、抽選で50人にオリジナルの缶バッチが当たるキャンペーンを実施している。
偽アカウントはこれを悪用して、フォロワーに「キャンペーンに当選しました」とDMで連絡し、クレジットカード番号を聞き出していたという。
江戸川区に「注意を呼びかけてほしい」と通報があり、被害が発覚した。現在、偽アカウントは削除されており、公式アカウントからは次のような注意が投稿された。
江戸川区では、インスタグラムに対してなりすましの通報をしたほか、警察にも相談したという。
区の担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「公式アカウントはフォロー数が少ないという特徴があります。クレジットカード番号を聞くこともありません。偽アカウントをフォローしないようご注意ください」と話している。