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JO1とINI、YouTube新企画に見えた各グループのチームワークと個性 パフォーマンス時とのギャップも

2022年02月08日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

JO1『WANDERING』

 テレビやラジオ、雑誌などだけでなくSNSも使って上手く自分たちを発信しているJO1とINI。公式YouTubeチャンネルでのコンテンツも充実しており、自分の好きなタイミングで彼らの姿をチェックできるようになっている。1月末からはそれぞれ新企画「Hi! JO1」、「INIフォルダ」がYouTubeでスタート。さらに充実したチャンネルになっていきそうだ。JO1とINI、2組に共通することと言えば、パフォーマンス時は非常にかっこいい姿を見せてくれているが、ひと度トークとなればかわいらしい部分が全面に出てくることだろう。「Hi! JO1」、「INIフォルダ」を通して、そのギャップがより幅広い層へ届けられるはずだ。そしてEP.1を見ただけでも、各グループ違った魅力が見えていた。


(関連:JO1 與那城奨&河野純喜、グループの骨子となる歌唱力と歌声の相性 ハモリから感じる信頼関係も


 まず、JO1から見てみよう。3月11日に映画『JO1 THE MOVIE 『未完成』-Go to the TOP-』の公開が控えていたり、2022年の春アニメ『群青のファンファーレ』(TOKYO MXほか)の主題歌に自身の楽曲「Move the soul」、エンディングテーマ「OUTSIDERS」に與那城奨と河野純喜の参加が決定したりと、これからの活動にも期待が募るJO1。彼らが新しくスタートさせたのが、「Hi! JO1」だ。同企画はまだまだ隠されているJO1の魅力を届けるという趣旨のもと、毎週金曜日20時に更新されていく。


 1月28日にアップされた「[Hi! JO1] EP.1 新年企画 (前編) 新年といえば!JO1餅つき~」では、彼らのチームワークの良さが存分に発揮されていた。例えば冒頭、決めポーズを考えている場面からもチームワークが感じられる。大平祥生にとっての師匠的存在である白岩瑠姫が「祥生がそれ(河野の案)にアレンジしたみたい」とパスを出すと、大平は照れながらもアレンジバージョンの決めポーズを披露。メンバーは楽しそうに大爆笑し、思わず白岩と大平はハイタッチを決めていた。するとそこに佐藤景瑚がさらなるアレンジを加え、川尻蓮がディテールを決め、決めポーズが決定。試しにやってみると、一発で全員がピッタリ揃っていた。


 その後、2人ずつペアになって餅つきをしながら「今年叶えたいこと」、「メンバーに言いたいこと」を叫ぶという企画を実施。河野&大平、川西拓実&木全翔也、白岩&佐藤、川尻&鶴房汐恩、與那城&豆原一成という組み合わせだったが、餅つきもコメントもふわふわしているメンバー、力強いメンバー、ボケまくっているメンバーと実に個性豊かである。だが全員で盛り上げたり、笑ったりと、息はピッタリ。これまで信頼関係を築いてきたメンバーと視聴者であるJAM(JO1のファンネーム)が揃っている、“ホーム”だからこそ見られる姿なのだろう。


 そして、INIもYouTube初のレギュラーコンテンツ「INIフォルダ」を1月29日からスタートさせた。同企画はINIがまだ発揮できていない新しい魅力を見つけて、どんどん記録していくという趣旨。JO1と通ずる企画ではあるが、「[INIフォルダ] EP.1 企画会議」ではINIならではの姿が見えていたように思う。


 EP.1ではタイトル通り、今後「INIフォルダ」でどんなことをしていくか、リーダーの木村柾哉の進行のもとアイデアを出していく11人。後藤威尊は「スリッパ飛ばし大会」、藤牧京介は「お菓子作り」、許豊凡は「学力テスト」、髙塚大夢は「キャンプ」、田島将吾は「幼稚園生と触れ合いに行く」、西洸人は「母校訪問」、池﨑理人は「ゲーム大会」、松田迅は「わんこそば勝負」、木村は「芸術体験」など、十人十色な企画を提案。真面目に企画を考えている姿、そしてツッコミはあれど誰も否定をしないやり取りは非常に好感が持てる。


 その後、ミニ学力テストが行なわれたが、そこでも個性豊かな回答を披露。池﨑や後藤のボケがキレキレだったり、佐野雄大が負けず嫌いな一面を垣間見せていたり。尾崎匠海の愛すべき天然っぷりも可愛らしかった。こうしてメンバー一人ひとりが自分の個性を出しつつ、ワイワイ盛り上がる部分はINIらしさと言えるのではないだろうか。また、本編後には池﨑の“個人フォルダ”として粘土細工に挑戦する姿があり、彼の芸術的センスも発揮されていた。この“個人フォルダ”を通じても、さらにINI一人ひとりを深く知っていけそうだ。


 スタートしたばかりの「Hi! JO1」と「INIフォルダ」。どんなコンテンツになっていくのか、どんな彼らの姿が見られるのか、この先の更新も楽しみに待ちたい。(高橋梓)