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桃・端午の節句を祝う令和親は8割以上、平成親の2割強が飾りに15万以上

2022年02月07日 14:21  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
スタジオアリスは2月3日、「令和の節句の実態調査」の結果を発表した。調査は1月4日~5日、0歳以上~6歳以下の子どもを育てる男女300人(令和親)と1989年以降~2005年までの間に産んだ子どもを持つ男女200人(平成親)を対象にWEBアンケートにて実施した。


まず、「人日の節句」「桃(上巳)の節句」「端午の節句」「七夕の節句」「菊(重陽)の節句」の5つの節句についての認知度について調査した。



その結果、各節句に対し「知っている」または「聞いたことはある」の回答率は、「七夕の節句」(98.4%)、「端午の節句」(97.0%)、「桃の節句」(90.6%)、「人日の節句」(85.6%)の4つの節句は高かった。一方で、「菊の節句」は35.0%にとどまっている。



続いて、認知度が9割を超えていた「七夕の節句」「桃の節句」「端午の節句」について、節句をお祝いする予定やお祝いした経験について尋ね、平成親と令和親で比較してみた。



すると、「桃の節句」では「お祝いする(した)」人は、女の子の子どもを持つ平成親が63.0%で令和親は82.0%となった。「端午の節句」に関しても、「お祝いする(した)」と回答したのは、男の子の子どもを持つ平成親が51.0%。令和親が81.3%となり、令和親の方がお祝いに積極的な傾向にあることが明らかとなった。



最も認知度の高かった「七夕」については、両世代ともに「お祝いしない」(平成親67.5%・令和親49.0%)が「わからない」を除き、多数派でとなっている。


親の世代関係なく五節句で比較してみたところ、お祝いする(した)人が最も多かったのは「桃の節句」(娘がいる親の74.4%)で、以下「端午の節句」(息子がいる親の69.2%)、「七夕の節句」(35.4%)、4位が「人日の節句」(25.2%)、「菊の節句」(4.2%)と続いた。



次に「桃の節句」「端午の節句」のお祝いの仕方について尋ねたところ、いずれも平成親・令和親ともに「ひな人形等/兜飾り等の内飾り・外飾りを飾る」が最多となり、次いで「自宅でご馳走を食べる」、「記念写真を撮る」が続いた。

ひな人形や兜飾りといった節句の飾りの準備について聞いてみると、「母方の親が購入」(平成親30.5%・令和親34.3%)が最も多く、以下「自身で購入」(平成親20.0%・令和親16.7%)、「父方の親が購入」(平成親14.0%・令和親11.7%)が続いた。


購入または譲り受けた節句の飾りの価格については、両世代とも「100,000円以上~150,000円未満」が最も多く、「30,000円以上~50,000円未満」が次いだ。また、令和親は15万円以上の比較的高価格帯のものを持つ人が1割程度なのに対し、平成親は2割以上もいることも分かった。



「桃の節句」と「端午の節句」でそれぞれ節句のお祝いの席に誰を呼ぶか、または呼んだ経験があるかについても調査してみた。すると、「桃の節句」では、両世代とも「家族のみで行う」が最多に。「母方の親」や「父方の親」という回答は、令和親の方が平成親よりも約10%高く見られた。「端午の節句」も、両世代とも「家族のみで行う」が多い結果となっている。


節句を何歳頃まで祝ったか、または祝う予定かを尋ねたところ、「桃の節句」では「小学校入学前まで」が最も多く28.0%となったが、約1割が成人後もお祝いしていることも分かった。「端午の節句」では、同様に「小学校入学前まで」(30.1%)を筆頭に小学生の時期が集中し、「20歳以上」の回答は1.2%にとどまっている。


最後に、節句のお祝いを次世代(孫世代)にもしてほしいと思うかを尋ねた。すると、37.2%が「そう思う」、43.0%が「どちらかといえばそう思う」と回答し、合わせて8割以上が次世代にもしてほしいと考えていることが分かった。(フォルサ)