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チャールズ皇太子、女王の即位70周年に祝福メッセージ「名誉を深く自覚している」「最愛の妻が支えてくれた」

2022年02月07日 11:41  Techinsight Japan

Techinsight Japan

昨年7月、英シリー諸島を訪問したチャールズ皇太子とカミラ夫人(画像は『Clarence House 2021年7月20日付Instagram「The Duke and Duchess of Cornwall have arrived in the Isles of Scilly!」』のスクリーンショット)
チャールズ皇太子(73)が声明を発表し、エリザベス女王(95)の即位70周年を祝福した。皇太子は女王が先日「カミラ夫人に王妃の称号を」と要望したことに返答し、「最愛の妻」「名誉を深く自覚している」と述べている。

クラレンスハウスの公式SNSが現地時間6日、英国史上最長の即位70周年を迎えたエリザベス女王を祝福する、チャールズ皇太子からのメッセージを公開した。

皇太子は「この歴史的な日に私と妻は、女王陛下が70年間にわたりこの国と領土や連邦国に尽くした素晴らしい業績を、皆様とともに祝いたいと思います」と記し、女王の功績をこのように称えた。

「すべての国民の福祉に対する女王の献身は、年を追うごとにより大きな称賛を集めています。」

5日にはエリザベス女王が即位70周年を記念する声明を発表し、将来チャールズ皇太子が即位した時には、妻カミラ夫人(74)に「クイーン・コンソート(王妃)」の称号を与えることを「心から願っています」と伝えた。

そういった女王の言葉を受け、チャールズ皇太子は文書で「私達は、母の意志によって表現された名誉を深く自覚しています」と感謝の気持ちを伝えた後、カミラ夫人についてこう述べた。

「私達はともに、陛下と地域の人々のために奉仕やサポートをすることを模索してきました。最愛の妻は終始一貫して、私をゆるぎなく支えてくれたのです。」

そして最後に人々に向けて「前例のないプラチナ・ジュビリーを迎えた今年は、私達全員が一丸となり、女王の奉仕を称える機会をもたらすものです。私達はこれからも、女王の模範によって導かれ続けるでしょう」とのメッセージを伝えた。

エリザベス女王の声明に返答する形となったチャールズ皇太子のメッセージには、多くの人からこのようなコメントが届いている。

「女王からの言葉を認識していて、素晴らしい文章だわ!」
「とても素晴らしくて力強く、感動的な言葉。まったくその通り。そして最後には“愛する妻”なのね。」
「美しいメッセージ。涙ぐんでしまった。」

なおエリザベス女王からの異例の声明に対し、王室伝記作家のイングリッド・スワード氏は英メディア『The Sun』で「国民の多くから王室のおとぎ話の終焉だと非難された女性にとって、驚くべき名誉回復となった」と綴り、次のように説明した。

「女王の言葉はチャールズ皇太子が常に切望していた『王室の究極の承認印』であり、彼が国王になる時が来れば、その先もずっと大切にされるものである。」

画像は『Clarence House 2021年7月20日付Instagram「The Duke and Duchess of Cornwall have arrived in the Isles of Scilly!」、2022年2月6日付Instagram「A message from The Prince of Wales on the 70th anniversary of Her Majesty The Queen’s Accession.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)