ウイリアムズは、F1ドライバーアカデミーに、現GB3(前イギリスF3選手権)チャンピオンで、2022年にFIA-F3選手権に参戦するザク・オサリバンを迎えることを発表した。
17歳でアイルランド系イギリス人のオサリバンは昨年のGB3選手権で7勝を挙げ、今シーズンはステップアップしてカーリンからFIA-F3選手権に参戦する。
今季のF3レースは、ほとんどがF1のサポートレースとして予定されているため、オサリバンはレースウイークをウイリアムズF1チームでも過ごすことになる。
「ウイリアムズ・レーシングアカデミー・ドライバーに選ばれたことを光栄に思う」とオサリバンは語った。
「これは素晴らしいチャンスだ。ヨースト(・カピート)とスベン(・スミーツ)、そしてチーム全体が僕を信頼してくれていることに対して、感謝してもしきれない」
「ウイリアムズ・レーシングはF1で最も成功し、尊敬されているチームのひとつだ。F1で多くの優れた才能を育成してきた」
「またカーリンとの関係も継続できること、今シーズンに彼らとFIA-F3にステップアップできることを、とてもうれしく思う」
「チームとの関係は今年で3年目になる。これからの挑戦を楽しみにしているよ」
オサリバンはウイリアムズF1ドライバーアカデミーのメンバーであるジェイミー・チャドウィックやローガン・サージェントと、F1での学習体験を分かち合うことになる。
「我々はみな、ザクをウイリアムズ・レーシング・ドライバーアカデミーに迎えることをとても喜んでいる」とウイリアムズのスポーティングディレクターを務めるスベン・スミーツは語った。
「GB3シーズンでの素晴らしい成功は、彼の生まれながらの才能を物語っている。チームはグローブでシミュレーターを操作する彼を目にしていて、能力や意欲、プロ意識は証明されている」
「今シーズンのFIA-F3選手権に参戦する彼に、非常に期待している。手ごわいドライバーだと示してみせるだろうことは分かっている」
「ザクとともに仕事をし、彼の成長と進歩を支援するのが楽しみだ。我々は才能ある若手ドライバーのキャリアにおいて、役割を果たすことを誇りに思う」
オサリバンは、2021年アストンマーティン・オートスポーツ・BRDCアワードを授賞。この名誉ある賞は、以前ランド・ノリスやジョージ・ラッセル、ジェンソン・バトンらも受賞しているものだ。