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エリザベス女王、即位70周年記念日前日に笑顔で公務

2022年02月06日 11:41  Techinsight Japan

Techinsight Japan

父ジョージ6世から贈られたブローチをつけるエリザベス女王(画像は『The Royal Family 2022年2月4日付Instagram「This year The Queen will celebrate her Platinum Jubilee
エリザベス女王(95)が現地時間6日に即位70周年を迎えることを記念し、父ジョージ6世から贈られたブローチをつけた女王が国民から送られた記念品を見る写真が公開された。5日には女王がサンドリンガムで地域の人々を招いたレセプションパーティを主催し、久しぶりに公の場に姿を現した。

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エリザベス女王が今年で即位70年となる歴史的な節目を迎えるにあたり、英国各地では「プラチナ・ジュビリー」の祝典が開催される。

当時25歳だった王女エリザベスは1952年2月6日に父親ジョージ6世がサンドリンガムの邸宅で崩御した後、エリザベス2世女王として君主の座に即位した。

今年で英国史上初となる在位70年を迎えるにあたり、バッキンガム宮殿の公式SNSが現地時間4日、エリザベス女王が一般市民や子供達から届けられた記念品を見ている姿を公開した。

女王はウィンザー城のオークルームに置かれたソファに座り、テーブルに並んだカードやアートワークなどを楽しそうに眺めている。これらは「プラチナ・ジュビリー」と即位50周年の「ゴールデン・ジュビリー」を記念して、人々が手作りしたものだ。


「完璧な女王を作るレシピ」と題された手紙は2002年にクリスちゃん(9)から届いたもので、材料には「忠誠心を少量、王族のお手振りを一握り、勇気をコップ1杯」などとユーモアたっぷりに記されている。


このほかロイヤル・コレクション・トラストからは、ヴィクトリア女王のサイン入りの扇子が贈られた。

この日の女王はブルーのドレスを着用し、胸元には女王が18歳の誕生日を迎えた1944年4月に父ジョージ6世から贈られたという2つのアクアマリンとダイヤモンドのクリップブローチをつけていた。

当日は少人数の記者やカメラマンが集まるなか、部屋の中に女王の愛犬“キャンディ(Candy)”が挨拶に来るという微笑ましいシーンもあった。女王は「あなたはどこからやって来たのですか?」とキャンディを呼び寄せ、鼻頭を撫でていたという。

女王は昨年10月に医師の助言を受け、対面式の公務をしばらく行わないと発表。ウィンザー城で休養していたが、先月には英ノーフォーク州にあるサンドリンガムの私邸に移動し、故エディンバラ公フィリップ王配との思い出があるコテージに滞在していた。

即位70周年を迎える前日の5日、女王はサンドリンガムで地域の人々やボランティア団体を招いたレセプションを開催し、久しぶりに公の場に姿を現した。

宮殿のSNSが公開した動画では、パウダーブルーのドレスを着た女王が会場に入り、杖をついて歩きながら招待客らと談話したり、プラチナ・ジュビリーを記念するケーキに入刀する様子などが映されている。

女王が公務を行う姿を見た王室ファンからは「再び活躍する姿が見れて嬉しい!」「女王の笑顔が見られるなんて素敵」「陛下は本当に素晴らしく、美しい」と歓喜するコメントで溢れ返った。



画像は『The Royal Family 2022年2月4日付Instagram「This year The Queen will celebrate her Platinum Jubilee, marking 70years as Monarch.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)