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二輪界初の女性ライダー世界チャンピオン、アナ・カラスコがBOE SKXからMoto3に復帰

2022年02月05日 21:11  AUTOSPORT web

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WSS300で、モーターサイクルにおける世界選手権市場初の女性ライダーチャンピオンとなったカラスコ
1月31日、カワサキ・モータース・ヨーロッパは、Kawasaki Provec WorldSSP300からスーパースポーツ世界選手権300(WSS300)に参戦していたアナ・カラスコがチームを去るとアナウンス。また、2月1日にはロードレース世界選手権Moto3クラスに参戦するBOE SKXがカラスコを起用すると発表した。

 カラスコは、2013年にロードレース世界選手権Moto3クラスでデビューし、2015年までMoto3に参戦したが表彰台は獲得できなかった。翌2016年はFIM CEV レプソル Moto2 ヨーロッパ選手権に参戦した。

 そして2017年から新たに始まったFIMのチャンピオンシップであるWSS300に参戦。初年度から優勝を飾り、FIMが統括するチャンピオンシップとしては史上初となる女性ライダー勝者となった。

 2018年シーズンは2勝をマークし、タイトルを獲得。女性ライダーがモーターサイクルの世界選手権でチャンピオンを獲得したのは史上初となった。

 2019年は2勝を含む5度の表彰台でランキング3位、2020年は1勝を含む3度の表彰台でランキング8位、2021年は1勝でランキング16位を獲得した。

 そんなカラスコが5年間過ごしたカワサキ(プロヴェック・レーシング)を去ることが1月31日に明かされた。また、2月1日にはカラスコがMoto3クラスに参戦するBOE SKXのオフィシャルライダーになることが発表され、Moto3に復帰することが決定した。

 カラスコは「正直なところ、この機会にとても満足している。WSS300で5年間過ごし、2018年に世界チャンピオンになり、次の年もタイトル争いできた。この機会は、ここ数シーズン頑張った結果であり、私のキャリアで最高の瞬間のひとつになった」と語った。

「2015年に一緒に仕事をして、非常に競争力のあるチームだと知っているから、このチームでMoto3に復帰できることにワクワクしている。バイクに乗り、フィーリングを確かめるのが本当に楽しみ。プレシーズンの間に良い仕事をすれば、開幕戦には良いレベルに達することができると確信している」